アニエス・ヴァルダとアーティストの JR が繰り広げるハートウォーミングなでこぼこ旅、『顔たち、ところどころ』が公開
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アニエス・ヴァルダとアーティストの JR が繰り広げるハートウォーミングなでこぼこ旅、『顔たち、ところどころ』が公開
"Visages Villages" To Launch In Japan From September 15
by Daisuke Yokota
映画監督 Agnès Varda (アニエス・ヴァルダ) と写真家・アーティスト JR (ジェイアール)、年の差54歳のふたりが共同監督をつとめたドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』が9月15日より公開。
映画監督 Agnès Varda (アニエス・ヴァルダ) と写真家・アーティスト JR (ジェイアール)、年の差54歳のふたりが共同監督をつとめたドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』が9月15日より公開する。
「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆であり、2015年にはカンヌ国際映画祭で史上6人目となるパルム・ドール名誉賞、2017年には60年以上にも渡る映画作りの功労が認められアカデミー名誉賞を受賞した Agnès Varda。今年、東京で初の個展を開催し、あらためてその才能は日本国内でも注目されている。大都市から紛争地帯、様々な場所で、そこに住む人々の大きなポートレートを貼り出す参加型アートプロジェクト「Inside Out (インサイド・アウト)」で知られるフランス人アーティスト JR。本作は、そんなふたりがフランスの田舎を旅しながら、村々に住む市井の人々と接し作品を一緒に作り残していく、ロードムービー・スタイルのハートウォーミングなドキュメンタリー。
辛口批評サイトとして知られる Rotten Tomatoes (ロッテン・トマト) では2018年2月22日時点で、100%という驚異の満足度を記録し、メディアでも多くの絶賛評が並んでいる。第70回カンヌ国際映画祭にて最優秀ドキュメンタリー賞ルイユ・ドール (金の眼賞)、同年のトロント国際映画祭では最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード (観客賞) のドキュメンタリー部門を受賞。また、第90回米国アカデミー賞、 第43回セザール賞にもノミネートされるなど、世界の映画祭を席巻した。
<試写会プレゼント>
TFP では 2018年8月28日(火)にアップリンク渋谷にて20時30分から上映される一般試写会へ5組10名様をご招待。開場は20時15分から。応募方法は、TFP のツイッターをフォローして投稿されるこの映画の記事をリツイート。締切は 2018年8月15日(水)24時まで。当選通知はツイッターのダイレクトメールから。TFP の公式ツイッターはコチラからぜひチェックしてみて。
※なお、当選連絡から3日以内にご返信のない場合は権利が白紙となることがございますのでご注意ください。
<あらすじ>
映画監督 Agnès Varda (作中で87歳) と、写真家でアーティストの JR (作中で33歳) は、ある日一緒に映画を作ることにした。JRのスタジオ付きトラックで人々の顔を撮ることにした二人は、さっそくフランスの村々をめぐり始める。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、アンリ・カルティエ・ブレッソンのお墓、ギイ・ブルタンとの思い出の海岸、JRの100歳の祖母に会いに行き、J.L.ゴダールが映画『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替える…。アニエスのだんだん見えづらくなる目、そしてサングラスを決して取ろうとしないJR、時に歌い、険悪になり、笑いながら、年の差54歳のでこぼこな二人旅は続く。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とアニエスはつぶやく。願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが—。
作品情報 | |
タイトル | 顔たち、ところどころ |
原題 | Visages Villages |
監督 | Agnès Varda (アニエス・ヴァルダ)、JR (ジェイアール) |
出演 | Agnès Varda、JR |
配給 | アップリンク |
製作年 | 2018年 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 89分 |
HP | www.uplink.co.jp |
©︎Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016 | |
9月15日(土)、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開 |