MIU MIU (ミュウミュウ) ショートフィルムプロジェクトより新作がヴェネツィア国際映画祭にて発表

MIU MIU (ミュウミュウ) のショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES (女性たちの物語)」より新作『THE WEDDING SINGER’S DAUGHTER』が9月2日にヴェネツィア国際映画祭にて発表された。映像を手がけたのは、サウジアラビア初の女性監督 Haifaa Al-Mansour (ハイファ・アル＝マンスール)。

2011年より MIU MIU がスタートした本プロジェクトは、国際的に活躍する女性映画監督をフィーチャーし、MIU MIU らしい幻想的な世界を描いたシネマチックなフィルムの数々を発表してきた。これまでに制作された15本のショートフィルムは、ひとつの時代を超えたテーマ「女性とはどうあるべきなのか？」について疑問を投げかけてきた。

第16弾となる本作はヴェネツィア国際映画祭にて初公開され、現在 MIU MIU ホームページにて過去15作品とともに視聴可能。2013年に『少女は自転車にのって』で監督デビューを果たした Haifaa Al-Mansour は、同作でサウジアラビア発のアカデミー外国語映画賞にもノミネート。サウジアラビア初の女性監督ということもあり、次作『The Perfect Candidate』はサウジ映画協議会の支援を受ける初めての作品となっており、高い注目を集めている。そんな彼女による本作の舞台は、1980年代のサウジアラビア。結婚式場となったリヤドでの一夜を Haifaa Al-Mansour 監督の視点を通して描いていく。

「女性たちの物語はインスピレーションに満ちたプロジェクトです。これは女性が自ら物語を語ることが重要だからです。しかも、時としてそれは容易ではありません」
Haifaa Al-Mansour 監督は、本作について下記のように語っている。
「結婚式こそがサウジアラビア社会の実像を映す鏡であると思います。性別と階級により分離され、断片化されています。このような人々の物語を語り、そのやさしさを捉えたいと思いました」

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