「ファッションがどういうわけかその本来の姿を失っている」TOM FORD (トム フォード) が魅せるロマンティシズム、2019年春夏コレクション
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「ファッションがどういうわけかその本来の姿を失っている」TOM FORD (トム フォード) が魅せるロマンティシズム、2019年春夏コレクション
TOM FORD's Spring Summer 2019 Collection
by Manaha Hosoda
TOM FORD (トム フォード) が2019年春夏コレクションをニューヨークにて9月5日に発表した。
TOM FORD (トム フォード) が2019年春夏コレクションをニューヨークにて9月5日に発表した。
ニューヨーク ファッション ウィークのオープニングを飾った TOM FORD は今回、ファッションのロマンティシズムをリアルなワードローブで表現した。コレクションは全体的にホワイト、パウダーブルー、青みがかったライラック、ブラッシュピンクと温かみのあるヌーディーなカラーパレットでまとめられ、レースやシフォン、ジョーゼットといった柔らかい素材使いが目立った。デザイナーが「重要な色」と称す黒や多様なレザー、フェイクのクロコダイル、レオパード使いがアクセントを効かせている。そうした対局な要素を融合させることによって TOM FORD らしいセンシュアルな究極のグラマーが今回も完成されているのだ。
「私はファッションがどういうわけかその本来の姿を失っていると感じています。そして、我々はみんなトレンドに心を奪われやすく、女性も男性も実際に着たいものに触れ合っていないと感じています。」
今回、ファッションデザイナーを目指した理由に立ち返ったという Tom Ford は、下記のように語っている。
「私は男性にも女性にもより美しさを感じてもらうことを願い、自信を持つというフィーリングを与えられればという思いからファッションデザイナーになりました。自身がベストに見えるという感覚を知ることは、最高の自己を世界に示すことを可能にします。私は引き立って見える服を作りたいと思っていました。 それは、一見をより高くスリムに、より美しく、そしてより素敵に見せます。」
スカートは膝丈に、ウエストラインは強調して。足元には、メタル製のトゥキャップを配したシャープなハイヒールをスタイリング。ジュエリーの使用は最小限に抑えられたことで、ビッグフレームのアイウェアが引き立ち、ミステリアスなムードを醸している。メイクアップもヌーディーなスキンカラーでまとめられ、センシュアルな印象に。映画監督としても活躍する Tom Ford のオーセンティシティがコレクションに息づき、今回もその確固たる世界観を堪能させてくれた。
問い合わせ先/TOM FORD JAPAN 03-5466-1123
HP: www.tomford.com