「ダンス」から着想を得た Dior (ディオール) 2019年春夏コレクションの舞台裏を捉えた映像が公開

Dior (ディオール) から2019年春夏コレクションの核となった「ダンス」に焦点を当てた映像が届いた。今シーズン、アーティスティック ディレクターである Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) はテルアビブを拠点に活躍する女性振付け師 Sharon Eyal (シャロン・エイアル) とタッグを組んだ。Dior のために彼女が生み出した圧巻のダンスパフォーマンスがコレクションとともに披露されたのだ。ダンサーたちの纏ったコスチュームは勿論、Maria Grazia Chiuri によってデザインされている。

Loie Fuller (ロイ・フラー) や Martha Graham (マーサ・グラハム)、Pina Bausch (ピナ・バウシュ) らコンテンポラリーダンス界のパイオニアたちは、ファッション史においてもデザイナーたちに大きな影響を与えてきた。Dior のアーカイブを見ても、創設者である Christian Dior (クリスチャン・ディオール) がダンスから大きな影響を受けてきたことは明らかだ。Maria Grazia Chiuri もまた、「ダンスの経験、きわめてプライベートなその実体、ダンスが普遍的な表現手段であること、そして徹底したコンテンポラリーダンスのジェスト。これらが想像力を掻き立てました」と語っている。

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そんな彼女の想像力をより一層刺激した Sharon Eyal は、先述のコンテンポラリーダンス界のアイコンである Martha Graham の立ち上げたイスラエルを代表する Batsheva Dance Company (バットシェバ舞踊団) にて経験を積んだ振付け師。彼女のインタビュー映像では、今回のダンスパフォーマンスの練習風景とともに Maria Grazia Chiuri との出会いについても語られている。

Maria Grazia Chiuri がデザインしたダンサーたちのコスチュームは、水、土、空気、火という4元素を表現。フランス人画家 Jean Lurçat (ジャン・リュルサ) のタペストリーにインスピレーションを得て描かれたイラストが全面に施されている。天井から花びらが舞い落ちるランウェイでのパフォーマンスとあわせて、コスチュームの制作風景についてもチェックしてほしい。

Dior (ディオール) 2019年春夏コレクションの全ルックは、コチラ。

HP：www.dior.com