ロンドンを拠点に活動するアーティスト猪瀬直哉の初個展「Blue」が銀座 THE CLUB にて開催
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ロンドンを拠点に活動するアーティスト猪瀬直哉の初個展「Blue」が銀座 THE CLUB にて開催
Naoya Inose Exhibition At THE CLUB
by Daisuke Yokota
猪瀬は、「基本的には自分の身の周りに起こる問題や様々な社会問題、環境問題を題材に絵画を描いている。絵画は言語を超えた存在であり、視覚情報により瞬時に全世界の人々と情報を共有できるツールである。」と語るように、これまで自然界とそこにおける人間の強欲な在りかた、それによって生み出される不調和な関係性を探求してきた。細部まで精巧な風景と、抽象的な世界を、油絵の技術によってキャンバスに描き出すことで生まれる彼の作品は、私たちがどのように自然と向き合っているのかを問いかけるものだろう。風景のダイナミズムを落とし込んだキャンバスからは、猪瀬がポストロマン派における風景絵画や、Mark Rothko (マーク・ロスコ)、Barnett Newman (バーネット・ニューマン) らの抽象絵画の色面構成に影響を受けていることを表している。
ロンドンを拠点に活動するアーティスト猪瀬直哉の初個展「Blue」が、12月1日(土)から2019年1月31日(木)までの期間銀座のアートギャラリー THE CLUB にて開催されている。
猪瀬は、「基本的には自分の身の周りに起こる問題や様々な社会問題、環境問題を題材に絵画を描いている。絵画は言語を超えた存在であり、視覚情報により瞬時に全世界の人々と情報を共有できるツールである。」と語るように、これまで自然界とそこにおける人間の強欲な在りかた、それによって生み出される不調和な関係性を探求してきた。細部まで精巧な風景と、抽象的な世界を、油絵の技術によってキャンバスに描き出すことで生まれる彼の作品は、私たちがどのように自然と向き合っているのかを問いかけるものだろう。風景のダイナミズムを落とし込んだキャンバスからは、猪瀬がポストロマン派における風景絵画や、Mark Rothko (マーク・ロスコ)、Barnett Newman (バーネット・ニューマン) らの抽象絵画の色面構成に影響を受けていることを表している。
本展では、猪瀬の原点とも言える「ブルー」をテーマに、新作と旧作を回顧展形式で紹介。緻密に描かれた初期の作品と、絵画的様式 (ペインタリー) に挑戦する最新作に至るまで、猪瀬は絵画の持つあらゆる可能性を追求している。視覚的にブルーに溶け込む、大気、空や海に飛び込んでいく感覚という意味もあれば、メランコリックな要素もある。この展示を通して、猪瀬が描き出す、「ブルー」の持つ様々な表情を楽しんでもらいたい。
<プロフィール>
猪瀬直哉 (いのせ なおや)
1988年、神奈川県生まれ。2012年に東京藝術大学油画専攻を卒業し、文化庁新進芸術家海外研修員として渡英。その後2017年にロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート MA Fine Arts を修了し、現在はロンドンを拠点に活動している。20th DOMANI・明日展に選出され、国立新美術館や高松市美術館で展示。作品収蔵先には高橋コレクションやベネトンコレクションがある。
展覧会情報 | |
展覧会名 | Blue |
会期 | 12月1日(土)〜2019年1月31日(木) |
場所 | THE CLUB (GINZA SIX 6F 銀座蔦屋書店内) |
住所 | 東京都中央区銀座6-10-1 |
開廊時間 | 11:00〜19:00 |
休廊日 | 1月1日(火) |
観覧料 | 無料 |
電話番号 | 03-3575-5605 |
メールアドレス | info@theclub.tokyo |
HP | theclub.tokyo |