David Lynch's exhibition at 8/ ART GALLERY / Tomio Koyama Gallery in Shibuya Hikarie

映画監督デヴィッド・リンチの展覧会「デヴィッド・リンチ展」が渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで開催

David Lynch's exhibition at 8/ ART GALLERY / Tomio Koyama Gallery in Shibuya Hikarie
David Lynch's exhibition at 8/ ART GALLERY / Tomio Koyama Gallery in Shibuya Hikarie
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映画監督デヴィッド・リンチの展覧会「デヴィッド・リンチ展」が渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで開催

David Lynch's exhibition at 8/ ART GALLERY / Tomio Koyama Gallery in Shibuya Hikarie

映画監督David Lynch (デヴィッド・リンチ)の展覧会「デヴィッド・リンチ展」が、東京・渋谷ヒカリエのギャラリースペース「8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery」にて6月27日(水)〜7月23日(月)まで開催される。

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Photo by Item Editions

映画監督David Lynch (デヴィッド・リンチ)の展覧会「デヴィッド・リンチ展」が、東京・渋谷ヒカリエのギャラリースペース「8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery」にて6月27日(水)〜7月23日(月)まで開催される。

「イレイザーヘッド」「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」などの数多くの名作映画を生み出しているデヴィッド・リンチ。これまで映画のみならず、絵画や写真、アニメーションや立体作品、音楽制作まで、さまざまな方法で独自の表現活動を続けている。同展ではリトグラフ10点、水彩12点を中心とした彼の最新作が紹介される。

「精神分析医が好んで行きたがるある領域が表面下に存在する。そこは不快な場所であるかもしれず、多くの人々はそこに属する類のものを表面に浮かび上がらせることを好まない。しかし、認めようと認めまいとに関わらず、誰の潜在意識も数知れぬ恐怖で満ち溢れている。全てはそこにあってただ我々が来るのを待っている」

「絵のこととなると、私が本当に美しいと思うのは暗いものの方だ。人生の明るい面を自分にとって心地よい様に描くことは学ばなかったのだろう。そうすることもできるとは思うけれど、ルソーはそうだし、ある意味でリチャード・ディーベンコーンもそうだ。しかし私の絵はすべて有機的で暴力に満ちたコメディだ。暴力的に制作され、プリミティブで剥き出しなものでなければならない。そしてそれを実現するために、私は私が描くよりも衝動が描くにまかせ、自分はなるべくその邪魔をしないように努める。実際、ブラシで描くことは少なくなった。指を使う方が好きだ。できることなら絵に噛み付きたい」

デヴィッド・リンチ       
(東高現代美術館編集「デヴィッド・リンチ PAINTINGS DRAWINGS」1991年より抜粋)

I Have a Radio

©David Lynch, courtesy Item Editions/I Have a Radio (c)David Lynch 2009 lithograph 64 x 89 cm

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©David Lynch, courtesy Item Editions/Signal were sent through the Air and She Came over to my House during the Night (c)David Lynch 2011 lithograph 65 x 91 cm

Hand of Dreams

©David Lynch, courtesy Item Editions/Hand of Dreams200 (c)David Lynch 64 x 88.5 cm lithograph

<デヴィッド・リンチ プロフィール>
1946年アメリカモンタナ州生まれ。画家を目指し1965年ペンシルベニア美術アカデミー入学。AFI(アメリカ映画協会)の奨学金を得、完成までに5年の歳月を費やし1977年『イレイザーヘッド』制作。その後、1980年『エレファント・マン』(アカデミー賞8部門ノミネート)、1986年『ブルーベルベット」』(アカデミー賞監督賞ノミネート)、1990年『ワイルド・アット・ハート』(カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)などを発表し、1989年~1991年TVシリーズ『ツイン・ピークス』では世界中でヒットを記録。2001年『マルホランド・ドライブ』ではカンヌ国際映画祭監督賞、2006年には今までの業績に対してヴェネチア国際映画祭栄誉金獅子賞を受賞する。2007年にはパリ・カルティエ現代美術財団にて大回顧展The Air is on Fire”を開催し大盛況となる。現在自分が主宰する”デイヴィッド・リンチ財団”のドキュメンタリーを製作中。また新作映画についても準備中であり、音楽制作も精力的に行っている。http://davidlynch.com/