代官山蔦屋書店コンシェルジュがおすすめする注目のファッション雑誌5冊 vol.03

文: 編集部  協力: 代官山蔦屋書店

1. CR Fashion Book issue2 

元フランス版『Vogue (ヴォーグ)』の Carine Roitfeld (カリーヌ・ロワトフェルド) が編集長を務め、昨年創刊された『CR Fashion Book』の待望の2号目。今号のテーマは「Dance」。両面のカバーはウクライナ出身のバレエダンサー Sergei Polunin (セルゲイ・ポルーニン) と、フォトグラファーの Brigitte Niedermair (ブリジット・ニーデルマイル) が撮ったトゥシューズになっている。 Bruce Weber (ブルース・ウェーバー)、Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド)、Gus Van Sant (ガス・ヴァン・サント) など、今号も豪華なコントリビューター陣をそろえている。特に2013年春夏のキーワードである「60年代」をフィーチャーしたページは必見。また、6ブランドのアーカイブで構成した「FOREVERNESS (フォーエバーネス)」のページもおもしろい。

価格: 3,150円
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2. Lula issue16

ロンドン発、現代のガーリーカルチャーの担い手と言っても過言ではないロンドン発の雑誌『Lula (ルラ)』。編集長を務めるのは元『Vogue (ヴォーグ)』のスタイリスト、Leith Clark (リース・クラーク)。最新号では、ファッションのみならず、アートの領域にも踏み込んでいる。おすすめは70年代英国のニューウェーブを確立したテキスタイルデザイナー、Zandra Rhodes (ザンドラ・ローズ) へのインタビューと、Wesley Anderson (ウェス・アンダーソン) 監督の「Moonrise Kingdom (ムーンライズキングダム)」のコスチュームデザインを担当した Kasia Walicka Maimone (カシア・ワリッカ＝メイモン) へのインタビュー。

価格: 2,100円
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3. PURPLE FASHION issue19

『PURPLE FASHION (パープル・ファッション)』最新号の表紙に登場したのは Terry Richardson (テリー・リチャードソン) が取り下ろした大人気モデル、Miranda Kerr (ミランダ・カー)。Harmony Korine (ハーモニー・コリン)、Larry Clark (ラリー・クラーク)、Tracey Emin (トレイシー・エミン)、Thomas Demande (トーマス・デマンド) なども特集されている。残念なことに、日本入荷分には特別付録である Ryan McGinley (ライアン・マッギンレー) のフォトブックは付いていない。Larry Clark の折り込みポスター付き。

価格: 3,990円
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4. UNION issue3

90年代のガーリーカルチャーの流れを受け継ぐ唯一の雑誌『Union (ユニオン)』の最新号。写真家 Anders Edström (アンダース・エドストローム) や鈴木親、そして『PURPLE』や『AnOther (アナザー)』マガジンで活躍する写真家 Ola Rindal (オラ・リンダル) などが参加をしている。ハーフサイズのフィルムでとらえられた川上未映子の姿も艶やかだ。また、今号では60年代のR&Rカルチャーも取り上げているが、フォーカスをしているのは音楽を発信する側ではなく、彼らにインスピレーションを与え続けていた「女の子」たちという、『Union』ならではの視点もおもしろい。

価格: 980円
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5. HUNTER MAGAZINE issue22

イタリア発のファッションカルチャー誌『HUNTER FASHION MAGAZINE (ハンター・ファッション・マガジン)』。有名なブランドが多く使用されるわけではないものの、掲載されているブランドはどれもとても個性的で“いま” を感じさせてくれる。写真の一部としてファッションをとらえている点がおもしろい。今号は、Agent Provocateur (エージェント プロヴォケイター) をメインにしたファッションストーリーに注目だ。

価格: 2,835円
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