ミウッチャの「ロマンスの解剖」ローズXミリタリーでデザインする現代のロマンティシズム Prada (プラダ) 2019年秋冬コレクション
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ミウッチャの「ロマンスの解剖」ローズXミリタリーでデザインする現代のロマンティシズム Prada (プラダ) 2019年秋冬コレクション
Prada Fall Winter 2019 Collection
by Daisuke Yokota
Prada (プラダ) 2019年秋冬コレクションをファッションディレクターの萩原輝美が速報レポート。
Prada (プラダ) のショー会場はプラダ財団のスペースに150個のイエローランプを設置した。柔らかい光がグレーの室内に優しく灯っている。
ファーストルックは、ミニマルなトップからアシンメトリーに歪ませたスカートが揺れるビスチュエドレスだ。アンフィニッシュのフェルトドレスは90年代のプラダを思い出させる。外側にポケットのついたごついエンジニアブーツを合わせコントラストを打ち出している。ドレスやコートはウエストシェイプが着こなしのポイントだ。
ダークな黒のコーディネートから大きなフラワープリントが加わり、立体的に作られたサテンのローズがつけられている。今シーズンのテーマは「ロマンスの解剖」妖艶なローズが、時におどろおどろしく装飾されている。3Dローズが付いたサテンバッグは人気が出そうだ。
黒白のネップツィードのコートは禁欲的に白シャツと合わせ、ドレスは胸元をぐっと開けてセンシャルなイメージを打ち出している。ケープ風ジャケットとスカートのアンサンブルが新鮮だ。クールなメンズ素材をフェミニンに落とし込みミウッチャのハイブリッドな世界が広がる。繊細なレースはマントやケープなどアウターで登場、ミリタリーテイストの金ボタンジャケットやドレスと合わせている。
ナイロンをパッディングしたスポーティなブルゾンは膝丈スカートと合わせてフェミニンだ。パッディングアイテムは今シーズンのトレンドになるだろう。
2シーズン前から続くプラダ リネア・ロッサ(かつてのプラダ スポーツ)のラインでもカーキのナイロンでコート、ブルゾンが並んだ。ユーティリティーやメンズテイストもフェミニンに収めるのがプラダの魅力だ。
問い合わせ先/プラダ クライアントサービス 0120-451-913
HP: www.prada.com