世界中が恋をした、Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ) 最新作『ビューティフル・ボーイ』が公開
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世界中が恋をした、Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ) 最新作『ビューティフル・ボーイ』が公開
"Beautiful Boy" To Launch In Japan From April 12
by Daisuke Yokota
『君の名前で僕を呼んで』(2018) で世界中を魅了し、ハリウッドが今最も期待する俳優 Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ)。彼の待望の最新作『ビューティフル・ボーイ』が4月12日より公開する。
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『君の名前で僕を呼んで』(2018) で世界中を魅了し、ハリウッドが今最も期待する俳優 Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ)。彼の待望の最新作『ビューティフル・ボーイ』が4月12日より公開する。本作は、8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、現在はNetflixの人気ドラマ「13の理由」の脚本家として活躍する Nic Sheff (ニック・シェフ) と、彼を支え続けた家族の物語。
原作は13回の依存症再発のため7つの治療センターを訪れた8年間の軌跡を父親の David Sheff (デヴィッド・シェフ) と息子 Nic Sheff、それぞれの視点から描いた2冊の回顧録。痛ましいまでに率直に綴られたノンフィクションは、どちらもがアメリカ中で絶賛を浴び、ベストセラーとなっている。同じ出来事を捉える異なる2つの視点を統合して見事な1本のドラマを完成させたのは『オーバー・ザ・ブルースカイ』でアカデミー賞®外国語映画賞ノミネートを果たしたベルギー出身の Felix van Groeningen (フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン)。製作は『ムーンライト』(2016)『それでも夜は明ける』(2013) など上質かつ見応えのあるドラマを産み出し続け、今やオスカー常連となっている Brad Pitt (ブラッド・ピット) 率いるプランBエンターテインメント。実話が元になっているが故の残酷なまでにリアルな様を克明に描きだした。
破滅の道を突き進む息子ニックを、Timothee Chalamet が卓越したエモーショナルな演技力で表現。堕ちていく姿までも美しく、若さの中に秘められた危うさから1秒たりとも目が離せない。息子を信じ続ける父親デヴィッドを『フォックスキャッチャー』(2015) での演技も記憶に新しい Steve Carell (スティーヴ・カレル) が、苦悩と葛藤を滲ませながら熱演。抑えた演技の中で、無償の愛と慈しみを与える姿に誰しもが胸をつかれることだろう。
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タイトルは、John Lennon (ジョン・レノン) とオノ・ヨーコの最後のアルバム『ダブル・ファンタジー』の収録曲「ビューティフル・ボーイ」からとられている。当時5歳になる愛息 Sean Taro Ono Lennon (ショーン・レノン) に捧げたこの曲は、劇中でも子守唄として象徴的に使用されている。“人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ” と優しく語りかけるメッセージは、父デヴィッドの心情と見事にシンクロする。このほか劇中歌として Sampha (サンファ) や Nirvana (ニルヴァーナ)、Massive Attack (マッシヴ・アタック) などの楽曲を使用。感情を揺さぶる名曲の数々が物語を彩っている。とりわけニックが変化していくシーンで流れる Sigur Rós (シガー・ロス) の「Svefn g englar」は本作のなかで強く印象に残るものとなるだろう。監督は「次なる予測ができない音楽だから、なおさら衝撃的に響くんだ」と述べ「シガー・ロスはうまくハマったよ。」とシーンと音楽の融合に手応えを感じている模様。ぜひ珠玉のトラックリストもチェックしてみてほしい。
<あらすじ>
成績優秀でスポーツ万能、将来を期待されていた学生ニックは、ふとしたきっかけで手を出したドラッグに次第にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックの更正を、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド。何度裏切られても、息子を信じ続けることができたのは、すべてをこえて愛している存在だから。父デヴィッドと、ドラッグ依存症だった息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のベストセラーノンフィクションを原作とした実話に基づく愛と再生の物語。
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作品情報 | |
タイトル | ビューティフル・ボーイ |
原題 | Beautiful Boy |
監督 | Felix van Groeningen (フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン) |
原作者 | David Sheff (デヴィッド・シェフ)、Nic Sheff (ニック・シェフ) |
出演 | Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ)、Steve Carell (スティーヴ・カレル)、Maura Tierney (モーラ・ティアニー)、Amy Ryan (エイミー・ライアン) |
配給 | ファントム・フィルム |
制作年 | 2018年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 120分 |
HP | beautifulboy-movie.jp |
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4月12日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開 |