ニューヨークを拠点に活動するペインター、Katherine Bernhardt (キャサリン・バーンハート) の日本で初となる個展が開催

©Katherine Bernhardt Courtesy of the artist and NANZUKA

ニューヨークを拠点に活動するペインター、Katherine Bernhardt (キャサリン・バーンハート) の日本で初となる個展「Big In Japan！」が3月16日(土)より渋谷の NANZUKA にて開催される。

大きなキャンバスに鮮やかな色彩を用いて、漫画のキャラクターやポップカルチャーのアイコン、あるいはニューヨークのストリートカルチャーを表現するアーティストとして知られる Katherine Bernhardt (キャサリン・バーンハート)。その作品には、ガーフィールド、ピンクパンサー、ミッキーマウス、スターウォーズといったコミック、アニメーション、映画のキャラクターたち、あるいは NIKE などのスニーカー、タバコ、コカコーラ、SCOTCH テープといった私たちが日常生活の中で頻繁に目にするモチーフが数多く登場する。

このような一見ポップなアプローチは、インターネットインフラの拡大がビジュアルアートにも影響を及ぼす現代社会において、イメージの公共性といったアメリカのアートシーンにおいて長く議論が続くテーマについての、アーティストの問題意識を示唆する一方で、溢れかえる様々なイメージとのパーソナルな関係性、親和性についても語ることができる。また、日本の文化が育くみ続けているアニメーションや漫画に登場するような二次元のキャラクターへの愛着の抱き方であったり、90年代以降に花開いた原宿のストリートカルチャーにおけるモノの見方 (捉え方) とも、相関関係を持って解釈することもできるだろう。

本展では、すべて大作のキャンバスに描かれた新作8点を中心に構成。また、昨年末より NY で開催されている Mickey Mouse 90 周年記念展「Mickey: The True Original Exhibition」にも参加をしている Bernhardt が、親しみをもってそのキャラクターを引用したペインティングも展示する。現代ポップアートの旗手として高く評価されている彼女の初来日展、ぜひ足を運んでみて。

©Katherine Bernhardt Courtesy of the artist and NANZUKA

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