Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) 、Christian Boltanski (クリスチャン・ボルタンスキー) の作品を紹介する展覧会をエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催
News
Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) 、Christian Boltanski (クリスチャン・ボルタンスキー) の作品を紹介する展覧会をエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催
louis vuitton
to hold an exhibition “christian boltanski - animitas Ⅱ"
フォンダシオン・ルイ・ヴィトンが所蔵するコレクションから、フランスを代表するアーティスト Christian Boltanski (クリスチャン・ボルタンスキー) の厳選された作品を紹介する展覧会が開催。
2019年6月13日(木)〜11月17日(日)の期間、フランスのアーティスト Christian Boltanski (クリスチャン・ボルタンスキー) の作品を紹介する「CHRISTIAN BOLTANSKI – ANIMITAS II」展がエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催される。本展は、これまで未公開だったフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品を東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京のエスパス ルイ・ヴィトンで展示する「Hors-les-murs (壁を越えて) 」プログラムの一環として企画された。
現代美術の主要な存在であり、フランスを代表するアーティスト Christian Boltanski は、1944年にパリで生まれ、1960年代後半から短編フィルムを発表。1970年代には写真を用い、自己や他者の記憶にまつわる作品を制作し注目を集めた。1980年代に入ると宗教的なテーマに取り組み、光を用いたインスタレーションで国際的な評価を獲得。日本との縁も深いアーティストで、2006年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞している。
著述、フィルム、彫刻、写真など、これまで多岐にわたる芸術スタイルを追求してきた Christian Boltanski。彼の主要な関心事は、記憶・追悼と時間である。自身の人生、そして無名もしくは身元不明の人々の人生の出来事に題材を求め、自伝的要素や歴史への言及を有した制作に取り組み、真実とフィクションを組み合わせて過去の「再構築」を図っている。彼は記憶を喚起する力が強い私的要素と、特定の個人との関係性を持たない要素である写真、新聞、アーカイヴ、洋服などを用いつつ、形式と感情に支配されたインスタレーションを制作することで、個人と集団の運命が交錯する道をなぞっている。記憶と、その必然的帰結である記憶の薄れや完全な忘却に対する強迫的な恐れは、伝説や神話を作り出す能力と共に、彼の作品世界の核心的テーマとなっている。
2017年にエスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘンにて Christian Boltanski の「アニミタス」(2014年)と「アニミタス (白)」(2017年)を展示したフォンダシオン ルイ・ヴィトンは、これらに続くアニミタス・シリーズの2章を「Hors-les-murs (壁を越えて) 」プログラムの一環としてエスパス ルイ・ヴィトン東京にて紹介する。2つの映像作品、「アニミタス (ささやきの森)」と「アニミタス (死せる母たち)」は、Christian Boltanski の近年における最も野心的なプロジェクトの1つに属する。アニミタスの原点は、死者を祀る路傍の小さな祭壇へのオマージュとして、人里離れた広大な野外に設置されたインスタレーション。時間の流れと共に消滅する運命にあるこれらのインスタレーションは、Christian Boltanski 個人の歴史を設置する土地そのものの物語であり、何千人もの死者の魂の物語と1つにしようとする試みである。彼の言うところの”星々の音楽と漂う魂の声”を連想させる風鈴の音色が優しく響き渡るこのインスタレーションは、普遍的な表現により人間の存在の心もとなさ、忘却、喪失、記憶の脆さや時の経過について語りかける壮大な作品となっている。
イベント情報 | |
会期 | 2019年6月13日(木)〜11月17日(日) |
会場 | エスパス ルイ・ヴィトン東京 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階 |
開館時間 | 12:00 – 20:00 |
休館日 | ルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる |
入場 | 無料 |
問い合わせ先 | 0120-00-1854 |
公式サイト | http://www.espacelouisvuittontokyo.com/ |