寡作な巨匠テレンス・マリックを駆り立てた、知られざる男の真実の物語『名もなき生涯』がついに公開
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寡作な巨匠テレンス・マリックを駆り立てた、知られざる男の真実の物語『名もなき生涯』がついに公開
"a hidden life"
to launch in japan from february 21
『シン・レッド・ライン』(1998)『ツリー・オブ・ライフ』(2011) などで知られる巨匠 Terrence Malick (テレンス・マリック) 監督最新作『名もなき生涯』が、2月21日(金)より公開する。
これまでもカンヌ国際映画祭でパルム・ドールや監督賞、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞するなど、五感を揺さぶる唯一無二の映像体験によって観る者を別次元へと誘い、76歳を迎えた今もなお最新作への期待を集める Terrence Malick。最新作は、46年のキャリアの中で初めて実在の人物を描いた作品として大きな注目を集め、第72回カンヌ国際映画祭にて、エキュメニカル審査員賞とフランソワ・シャレ賞を受賞した。
本作は、第二次世界大戦中のナチス・ドイツに併合されたオーストリアを舞台に、良心的兵役拒否の立場から度重なる従軍命令とナチスの軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生き、36歳で処刑された実在の農夫フランツ・ヤゲルシタッターの物語。世界中に不穏な雲がかかり始めた現代にこそ語り継ぐべき、知られざるひとりの男の “名もなき生涯” を力強く崇高に描き切っている。
監督のたっての希望から主演を務めたのは、ヨーロッパで数々の賞に輝き、『イングロリアス・バスターズ』(2009) で国際的に注目された August Diehl (アウグスト・ディール)。フランツを支え続けた妻のファニことフランチスカには、『エゴン・シーレ 死と乙女』(2017) でオーストリアの栄えある賞を受賞した Valerie Pachner (ヴァレリー・パフナー)。さらに、先ごろ亡くなったヨーロッパ映画界最高峰の名優 Bruno Ganz (ブルーノ・ガンツ)が、判事役でスクリーンに厳粛で深い感銘をもたらす。
なぜ、政府や軍に脅されても市長や神父から説得されても、フランツは最期まで己の信念を貫き通したのか?そこで彼が見つめていたものは何だったのか。一組の夫婦の愛に満ちた実在の書簡を紐解きながら、神の存在すら身近に感じさせるあまりにも美しい光と風景、そして澄み渡った音色とともに人間の真実と尊厳に迫ってゆく。平和への願いが世界中で叫ばれる今こそ、多くの人に観て欲しい一本。
<あらすじ>
第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じ、後に列福された一人の農夫がオーストリアに実在した。彼の名はフランツ(アウグスト・ディール)、山と谷に囲まれた美しい村で、妻のフランチスカ(ヴァレリー・パフナー)と3人の娘と暮らしていた。戦火が激化し戦争に駆り出された彼は、ヒトラーへの服従を頑なに拒む。直ちに収監され裁判を待つフランツを、フランチスカは手紙で励ますが、彼女自身も村で裏切り者の妻としてひどい仕打ちを受け始める──。
<試写会プレゼント>
TFP では 2020年2月4日(火)にニッショーホールにて18時00分から開催される試写会へ5組10名様をご招待。上映は18時30分から、応募方法は、TFP のツイッターをフォローして投稿されるこの映画の記事をリツイート。締切は 2020年1月23日(木)24時まで。当選通知はツイッターのダイレクトメッセージから。TFP の公式ツイッターはコチラからぜひチェックしてみて。
※なお、当選連絡から3日以内にご返信のない場合は権利が白紙となることがございますのでご注意ください。