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WINTER 2020-2021 MEN'S COLLECTION

稀代のスタイリスト、ジュディ・ブレイムにオマージュを捧げたディオール ウインター2020-2021 メンズコレクション

© BRETT LLOYD FOR DIOR

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稀代のスタイリスト、ジュディ・ブレイムにオマージュを捧げたディオール ウインター2020-2021 メンズコレクション

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by Manaha Hosoda

Kim Jones (キム・ジョーンズ) がアーティスティック ディレクターをつとめる DIOR (ディオール) ウインター2020-2021 メンズコレクションがパリにて1月17日に発表された。会場は、パリのランドマークであり、世界遺産であるコンコルド広場。コレクションは、伝説的なスタイリストであり、Kim Jones とも親交の深かった故 Judy Blame (ジュディ・ブレイム) にオマージュを捧げた。Kim Jones は同氏について下記のようにコメントしている。

「今回のショーはジュディ・ブレイムとの想い出に捧げられたものです。彼は親友であり、ファッションの世界における先駆者です。クチュールへの愛で私たち皆にインスピレーションを与えてくれました。」

ロンドンファッション界のアイコン的存在であった Judy Blame をご存知だろうか?

1960年にイギリスで生まれた同氏は、80年代のロンドンで才能あふれるアーティストやデザイナー、フォトグラファーたちと手を組み、後世にまでのこる数々の偉業を成し遂げてきた。『i-D』や『The Face』といった名だたる雑誌で活躍し、Bjork (ビョーク) や Boy George (ボーイ・ジョージ)、Massive Attack (マッシヴ・アタック) らのイメージ作りにも大きく貢献。2016年には、ロンドン現代美術館で『Judy Blame:Never Again』という美術展も開催された。2018年2月に惜しまれつつもこの世を去った Judy Blame の唯一無二の世界観からインスピレーションを受けた Kim Jones は今回、安全ピンやチェーンなどを用いた同氏のパンクなDIY精神を反映したスタイルとメゾンのレガシーを見事に融合させた。

© ADRIEN DIRAND

グレー&ブルーの色彩を基調に、シルクの光沢感、プリーツとドレープでエレガンスを叶え、ペイズリーパターンやオペラグローブ、そして巧みなアクセサリー使いがアクセントを加えている。今回、トラスト ジュディ・ブレイム財団とのコラボレーションによって、Judy Blame の革新的な作品をベースにデザインされた「TOILE DE JUDY (トワル ドゥ ジュディ)」も登場。他にも、Judy Blame の作品に新たな解釈を加えた Yoon Ahn (ユン・アン) のジュエリー、Judy Blame とも所縁ある伝説の「バッファロー」ムーブメントにオマージュを捧げた Stephen Jones (スティーブン・ジョーンズ) のベレーがコレクションにさらなる華を添えた。

DIOR が公開した映像では、Stephen Jones が今回のコレクションについてコメントを寄せている。Robert Pattinson (ロバート・パティンソン)、Adwoa Aboah (アドワ・アボア)、Cara Delevingne (カーラ・デルヴィーニュ) ら話題を集めたゲストのセレブリティたちの姿も収められているので、要チェックだ。

また、ファイナルルックを飾ったエンブロイダリーのコートのサヴォワールフェールも公開。1969 秋冬 コレクションで披露された Marc Bohan (マルク・ボアン) によるドレスからインスピレーションを得たというこのコートは、刺繍アトリエのヴェルモンで900におよぶ手刺繍がほどこされ、DIOR のアトリエで組み立てに100時間以上、トータルで1100時間以上を要したオートクチュールピース。スパンコール、ラッパービーズ、ライフストーンがミックスされ、光を集めて動くたびに輝きを放つ芸術品のようなコートがどのように仕上げられていくか、是非とも映像で楽しんでいただきたい。

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