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spring summer 2020 haute-couture collection behind-the-scenes

気鋭写真家が捉えたシャネル 2020年春夏 オートクチュール コレクションのバックステージ

Photo by Jack Davison

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気鋭写真家が捉えたシャネル 2020年春夏 オートクチュール コレクションのバックステージ

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CHANEL (シャネル) は Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) がアーティスティックディレクター就任後、2回目のオートクチュール コレクションとなる2020年春夏 オートクチュール コレクションを2020年1月に発表。会場となったパリのグランパレには、Gabrielle Chanel (ガブリエル シャネル) が幼少期を過ごしたオバジーヌにある修道院の庭園が再現された。今回、同コレクションの魅力を捉えた2人の写真家、Jack Davison (ジャック・デイヴィソン) と Tim Elkaim (ティム・エルカイム) による写真が CHANEL より到着した。

Gabrielle Chanel のクリエイションに大きな影響をもたらしたオバジーヌの修道院での生活。Virginie Viard は2020年春夏 オートクチュール コレクションで、ブラック&ホワイトで統一された修道院での装いやステンドグラス、星といったモチーフをツイードのスーツやドレスで表現した。

光の使い方と独特の構図に定評のあるイギリス出身の写真家 Jack Davison (ジャック・デイヴィソン) は、コレクションが擁する静謐な雰囲気を美しく描き出している。ファッション誌やブランドのキャンペーンを手がけながら、2007年より撮影してきた実験的な作品をまとめた写真集「Photographs」を発表し、ファッションフォトにとどまらない写真表現を続ける彼の写真は、CHANEL の詩的な世界と見事な融合を果たした。

パリを拠点に活動する Tim Elkaim は、そのコントラストの効いた印象的なビジュアルで近年頭角を現してきたファッションフォトグラファー。今回のコレクションでもディテールを写真で巧みに引き出しつつ、さりげなくも無駄のない構図でインパクトのあるイメージを撮影することに成功している。

同じコレクションながらも、ふたりの写真家の視点を通すことで全く異なる雰囲気を持つ。そんな写真の面白さを感じながら、それぞれの写真が映し出したコレクションの魅力をとくと堪能してみてほしい。