エマ・ワトソンがケリングの取締役に就任、グループのサステナビテティ推進にも一役
News
エマ・ワトソンがケリングの取締役に就任、グループのサステナビテティ推進にも一役
kering
welcomes emma watson as Board of Directors
Gucci (グッチ)、Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ)、Balenciaga (バレンシアガ) を有するグローバル・ラグジュアリー・グループ Kering (ケリング) が Emma Watson (エマ・ワトソン) を同グループの取締役に任命したことを明らかにした。
Kering (ケリング) は、6月16日に開催された定時株主総会において Emma Watson (エマ・ワトソン)、Jean Liu (ジーン・リウ)、Tidjane Thiam (ティージャン・ティアム) の3名が新たに取締役として承認されたことを発表した。
Jean Liu は、5億5,000万人のユーザーを誇る中国発の配車アプリ「滴滴出行」の社長を務める著名実業家。2017年には『TIME (タイム)』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、2016年から2019年まで『Fortune (フォーチュン)』誌の「世界で最もパワフルな女性100名」にも選出されている。自身の事業を通して交通分野における移動性や環境、雇用など世界が抱える諸課題に取り組んでいる他、テクノロジーセクターや共有経済の分野における女性のエンパワーメントも推進しており、その一環として中国のインターネットセクターでは初となる、女性を対象とした人材開発プログラム「滴滴女性同盟 (DiDi Women’s Network)」を展開するなど積極的に社会に貢献している。
続いて、Tidjane Thiam は世界最大規模の金融コングロマリットである「Credit Suisse (クレディ・スイス)」の最高経営責任者を2015年7月から2020年2月まで務めた人物。これまで民間・公共部門の両方で組織を率い、ビジネスと経済を活性化するプロジェクトやプログラムに従事し、3年間にわたる組織再編プログラムを見事成功させるなどの功績を収めている。2010年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されており、2011年にはフランスのレジオンドヌール勲章のシュヴァリエを受章している。Tidjane Thiam は Kering の監査委員会のチェアにも任命された。
そして、言わずもがな Emma Watson は女優としての活動に加え、近年は活動家としても活躍する若きオーソリティ。最新出演作である Greta Gerwig (グレタ・ガーウィグ) 監督の『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』も好評だ。2014年にブラウン大学で英文学の学位を取得後、男女平等の推進に男性を巻き込むことを目指したイニシアチブ「HeForShe」を設立。2015年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。2016年にはフェミニストのためのブッククラブ「Our Share Shelf」を、ハラスメントや虐待を受ける女性を支援する「ジャスティス・アンド・イクオリティ基金」を立ち上げている。Emma Watson は Kering のサステナビリティ・コミッティーのチェアにも任命されている。
Kering の会長兼最高経営責任者である Francois-Henri Pinault (フランソワ=アンリ・ピノー) は本件について以下のようにコメントしている。
「ジーン・リウ氏、ティージャン・ティアム氏、エマ・ワトソン氏を私たちの取締役会に迎え入れることを非常に嬉しく思います。彼らの知見や能力、そして、様々なバックグランドや視点はケリングの取締役会にとって貴重な付加価値となります。多様な物事の視点やそれぞれの異なる経験によりもたらされる豊かな知識は、ケリングの将来にとって不可欠であり、これほどまでに優秀な3名がチームに加わり、誇りに思います」