マメクロゴウチがブランド創設10周年を記念した展覧会を長野県立美術館にて開催中
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マメクロゴウチがブランド創設10周年を記念した展覧会を長野県立美術館にて開催中
mame kurogouchi
celebrates the 10th anniversary with its first exhibition
Mame Kurogouchi (マメ クロゴウチ) がブランド初となる美術館での単独展覧会『10 Mame Kurogouchi (テン マメ クロゴウチ)』を開催中だ。その名の通り、ブランドの10周年という大きな節目を記念した本展の舞台は、デザイナー・黒河内真衣子の出身地であり、Mame Kurogouchi がユニフォームをデザインしたことでも話題となった長野県立美術館(旧信濃美術館)本館。善光寺の目の前という絶好のロケーションに位置し、今年4月にリニューアルオープンしたばかりの「ランドスケープミュージアム」と評される美しい建築の美術館だ。会期は、2021年8月15日まで。
本展では、 旅や夢、色、刺繍などこれまで発表されたコレクションに共通する10のキーワードを軸に、ファーストコレクションから2020年秋冬コレクションまでのアーカイブを通じ、10年間に及ぶ創作の旅路を俯瞰的に紹介。黒河内が書きためてきたダイアリーや撮りためた写真、コレクション製作の着想源となった品々、工場への指示書やテキスト、本展のために製作されたオリジナルのテキスタイルなどが、デザイナー本人の私小説的とも言えるクリエイションの背後に複雑にレイヤーされた諸要素を視覚化する。また、フォトグラファーの野田祐一郎による撮り下ろしの写真作品も展示されるなど、見所が満載だ。
また、展覧会の開催を記念して作品集『10 Mame Kurogouchi』も刊行。テキストと写真をメインに「読む展覧会」として、展覧会の展示内容と作品集が相互補完するようデザインされ、ファンならずとも手にとりたい一冊となっている。
是非とも、長野の澄んだ空気の中、ブランドの思想の根底に触れるかのような静謐な空間で Mame Kurogouchi が歩んできた10年をともに振り返りたい。