園子温監督が挑む究極のエンターテインメント最新作『地獄でなぜ悪い』ついに公開!
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園子温監督が挑む究極のエンターテインメント最新作『地獄でなぜ悪い』ついに公開!
‘Why don't you play in hell?’ to launch in Japan from September 28
『地獄でなぜ悪い』は、「ヤクザが映画を製作する」という破天荒なストーリー。武藤組の組長・武藤が、ヤクザでありながらも娘を主役にした映画を製作しようとすることをきっかけに起こる騒動を、おなじみの血にまみれた暴力シーンとともに、笑いたっぷりに描いている。
『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』などで知られるいま日本で一番注目を浴びている映画監督、園子温。そんな彼の最新作『地獄でなぜ悪い』が9月28日、全国で公開される。
『地獄でなぜ悪い』は、「ヤクザが映画を製作する」という破天荒なストーリー。武藤組の組長・武藤が、ヤクザでありながらも娘を主役にした映画を製作しようとすることをきっかけに起こる騒動を、おなじみの血にまみれた暴力シーンとともに、笑いたっぷりに描いている。
ストーリーのみならず、ドスと銃弾で血にまみれる、バラエティ豊かなキャストも見所だ。主演は独特の存在感を見せる実力派俳優、國村隼。武藤組を率いる組長の武藤大三役を抜群の安定感で演じた。映画監督を目指して自主映画を撮り続けてきた平田には、人気急上昇中の長谷川博己。運悪く映画作りに巻き込まれてしまう通りすがりの男・公次を演じるのは、本作の主題歌も手がけた星野源。武藤の娘・ミツコには『ヒミズ』の熱演も記憶に新しい二階堂ふみ。ミツコに思いを寄せる池上組組長の池上を堤真一、敵のヤクザをひとりで撃退する武藤の妻を友近が演じている。
これまで“性と暴力の過激な映画作家”というイメージが強かった園子温監督。そのイメージを覆すような超娯楽作品となった本作は、実は約20年間温めていたアイディア。監督の若い頃、ヤクザの娘と交際していたときの実際のエピソードをもとに書かれた脚本だったが、当時は映画化不可能の烙印を押されたという。しかし近年の世界的評価を受け、企画が再浮上。新たな加筆をし、20年前の新人監督園子温と、現在の日本映画を代表する監督となった園子温の合作とも言える特別な作品に仕上がった。
さらに本作では、監督自身の「映画作りへのオマージュ」も込められている。自主制作映画出身の監督が日本映画を担うようになった今、無名の素人が自力で個性的な映画を撮ることでプロになるチャンスを掴んでいく。そんな時代にふさわしく、本作では若き日の園子温監督を投影したようなひたむきに映画に情熱をかける若者たちや、映画を作るためにプロの撮影機材の使い方を覚えてしまうヤクザたちが登場。まさに20年前当時の映画に対する監督自身の情熱がスクリーンから伝わってくる。
<映画情報>
『地獄でなぜ悪い』
公開日: 2013年9月28日 (土)
監督・脚本・音楽: 園子温
主演: 國村隼、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近、堤真一
配給: キングレコード、ティ・ジョイ
2012年 / 日本 / PG12 / 130分 / 日本語 / ©2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会
9月28日(土)新宿バルト9ほか全国公開
URL: http://play-in-hell.com