キノコはファッションの未来！ステラマッカートニーによるサマーキャンペーンが公開

センシュアルな女性らしさが漂う2022年サマーコレクション、キャンペーンのインスピレーション源となったのは、ドキュメンタリー映画『素晴らしき、きのこの世界』(2021) で Stella McCartney が目の当たりにした、菌類の変幻自在で驚異的な生態。この映画では、ある時はガンからうつ病まであらゆる症状を治療する薬となり、廃棄物や流出油の分解を助け、またある時には気候変動と戦うための自然のツールとして活躍する、キノコの無限の可能性を探求している。2022年サマーコレクションのランウェイでデビューを果たしたバッグ「フレイム マイロ」は、菌類が与えてくれるサステナブルファッションの革新としての希望を体現している。このバッグには無限に再生可能なキノコ類の地下根系である菌糸体から作られた、キノコ由来の人工レザー「マイロ」を使用している。2017年からのパートナーであるボルトスレッズ社の協力で製作された、「マイロ」を素材とするラグジュアリーブランド世界初のバッグであり、2022年後半に数量限定で販売される予定だ。

本キャンペーンのサウンドトラックは、ロンドンを拠点に活動する約30もの楽器を操るマルチ・インストゥルメンタリスト Cosmo Sheldrake (コスモ・シェルドレイク) が手がける。菌類が成長する時に立てる音色を使用しており、まるで異世界にいるような気分を味わえるのが魅力だ。

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コレクションのカラーパレットは、自然の活力を感じさせるエネルギッシュで鮮やかなカラーとナチュラルなアースカラーのコンビネーションになっている。フリンジのディテールが躍動感を与えるパンツ、コンパクトなウエストコートやドレスには、軽やかなオーガンジーに手描きのキノコをプリントをあしらっている。ネックラインのパイピングは、宇宙飛行士が身に着ける冷却下着に張りめぐらされた細いチューブから着想を得たディテールとなっており、テーラードジャケットの中には体にフィットしたドレスやコンパクトなニットトップを合わせ、カットアウトからのぞく素肌が、フレッシュな印象を与える。また、これまでと同様にレザー、フェザー、ファーなどの動物由来の素材は一切使用せず、オーガニックコットンリネンや植物由来の素材といった、環境に優しい素材を使用しサステナブルを追求する。

2022年サマーコレクションは、世界各国のステラマッカートニーストアで順次展開中のほか、オンラインストアにて発売中だ。