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zenith "dreamhers"
to chiaki horan

【インタビュー】ホラン千秋も参加!夢を追い求め輝く女性を支援するゼニス「DREAMHERS」

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【インタビュー】ホラン千秋も参加!夢を追い求め輝く女性を支援するゼニス「DREAMHERS」

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zenith "dreamhers"
to chiaki horan

interview & text: manaha hosoda

1865年創業のスイスを代表するウォッチマニュファクチュール ZENITH (ゼニス) が、先見性と先駆性を備えた女性たちにスポットライトを当て、女性たちのエンパワーメントを称えるプラットフォーム「DREAMHERS」。3年目を迎えた今年、「MEET THE DREAMHERS」の一環として、シンガポールにてイベントが開催され、世界各国より様々な分野で活躍している女性たちが参加。日本からは、「DREAMHERS」および ZENITH のグローバル フレンド オブ ブランドに就任したホラン千秋が登場した。TFPでは、本イベントのリポートともに、飛ぶ取り落とす勢いで活躍の場を広げる彼女にインタビュー。ジェンダー平等と女性のエンパワーメント、そして乳がんに対する意識向上に取り組む ZENITH の活動を紹介する。

女性の8人に1人が罹患し、世界中で無数の命を無差別に脅かす疾患である乳がんに対する意識向上に取り組んでいるゼニスが、国際的な乳がん啓発月間である10月の期間限定で発売したスペシャルエディションのクロノマスター オリジナル ピンク。

ブランドフィロソフィーに「TIME TO REACH YOUR STAR (最も高い、あなたの星をつかむために)」を掲げ、あくなき向上心とともに、さらなる高みを目指す人々のために時計作りに向き合い続けてきた ZENITH。一つ屋根の下にすべての時計製造に関わる職人を集めたスイス初のマニュファクチュールとして、時計製造の未来を牽引してきた。

生涯をかけて精密な時計作りを追い求めた創業者 Georges Favre-Jacot (ジョルジュ・ファーブル=ジャコ) が設立当時から環境と一体化するマニファクチュールを設計したように、ZENITH はイノベーションのみならず、サステナビリティにも積極的に取り組んできた。女性のエンパワーメントもブランドのコミットメントの中核の一つとし、2019年より自立した女性たちがそれぞれの経験を共有し、ほかの人たちにも刺激を与えるプラットフォーム「DREAMHERS」を始動。さらに、乳がん撲滅に取り組む世界最大の組織であるスーザン G. コーメン®乳がん財団とのパートナーシップも展開している。

シンガポールで開催された「MEET THE DREAMHERS」イベントでは、シンガポールを拠点とするモデル、女優、そして実業家としても活躍する Sheila Sim (シェイラ・シム) に加え、5名の新たな「DREAMHERS」が集結。もともと修道院として使われ、現在はレストランやバーが集まる最旬アドレス CHIJMES (チャイムス) に特設された会場では、それぞれが自身のこれまでの経験を共有し、意見を交換。イベントの模様は YouTube (ユーチューブ) でも配信された。

イベントには世界中からプレスやジャーナリストも駆けつけ、終始華やかな雰囲気の中で、ZENITH の女性エンパワーメントへの取り組みを祝福。ディナーでは「DREAMHERS」のメンバーであり、バイオリニストの Esther Abrami (エスター・アブラミ) によるサプライズパフォーマンスも。CEO である Julien Tornare (ジュリアン・トレナール) も自らステージに上がり、喜びのコメントを述べた。

「このように数多くのインスパイアリングな女性たちをゼニスにお迎えすることができて、大変光栄に思っております。彼女たちが示してくれるのは、夢には大きすぎるということはなく、さらなる高みを目指し、情熱と誠実さを持って一生懸命努力すれば、それを実現できるということです。ゼニス DREAMHERS には、さまざまな分野における女性のエンパワーメントが集約されており、多くの女性たちが彼女たちの物語を知ることで、それぞれの夢を叶えるための刺激を受けることを期待しています。」

イベント当日、会場に向かう前のホラン千秋に、改めて ZENITH 「DREAMHERS」、そしてグローバル フレンド オブ ブランドに就任した心境を語ってもらった。毎週月曜から金曜まで報道番組「Nスタ」のキャスターをつとめる他、バラエティや音楽番組、ラジオ番組のMCと慌ただしい日々を送る彼女だが、コロナ禍以降、初めての海外渡航ということで、晴れ晴れとした表情で私たちを出迎えてくれた。

―今回の就任にあたり、ZENITH のどのようなところに共感しましたか?

時計のブランドでメンズ、レディスのカテゴリーをなくしたのは、ゼニスが初だというお話をお伺いしました。私は普段、女性らしい服装というよりは、どちらかというとマニッシュでカジュアルな装いが好きなので、ZENITH の時計がとてもしっくりくるんです。男性はこうあるべきとか、女性はこうあるべき、というものが徐々になくなり、みんな違って、みんないいという流れになっている今の世の中で、率先してそういった取り組みをされているところが素敵だと感じましたし、今回のお話も大変光栄に思っております。

―実際に時計を身につけてみて、いかがですか?

My First Luxurious Watch (初めての高級な時計)なので、着けているだけでドキドキします。何ごとも最初ってすごく印象に残ると思うんです。初恋や初仕事が忘れられないように、時計も同じな気がしていて。だから、普段自分が大切にしているスタイルや好きなデザインはふまえつつ、これからの人生の時を刻んでいく中で「こうありたい自分」であったり、次のステップが感じられたりするような新しさのあるデザインがいいなと思いました。ブランドの方と相談しつつ、選んでいくプロセスが楽しかったです。

―具体的に気に入っているところはありますか?

時計としてはもちろん、ストップウォッチの機能もあるんですよ。日常であまり使う機会がないかも……と説明をうけたのですが、私は『Nスタ』の中で担当する原稿が、何秒ほどで読めるかを計測するのですが、そういった場面でも使えることが嬉しかったです。私の今の仕事とリンクしている部分があるので、大変気に入っています。現在の自分を表してもいるし、力強く、大胆でありたい理想の私も反映されていると思います。

―ホランさんが目指すものとは?

ひとつひとつステップを上がっていくのは楽しい反面、これまで任されていなかったことも任されることもあり、責任が生じてきますよね。コンフォートゾーンにいたほうが、自分のペースを崩すことなく、やりたいことに集中できると思いますが、それだけだとやっぱりどこかで成長の天井にあたってしまう。そんな時に、勇気を持って、さらに上へ登っていける自分でありたいと思っています。

―今回の「DREAMHERS」も次なるステップにつながりそうですね。

そうですね。ここ数年、芸能界でもみなさん留学したり、海外で仕事をされたり、世界に目が向いているように思います。私もいつになるかはわかりませんが、世界で仕事ができたらいいなと思っています。今回のような機会をいただいて多くの方に触れると、世界には様々な価値観があって、自分ってまだまだ小さいんだなということを認識できるんです。英語は日本語のように自由自在には扱えないのですが、苦手なことにチャレンジすることは、恐ろしくも、刺激的です。挑戦できる機会があることは、ありがたいと思っています。

―「DREAMHERS」に選ばれた今の心境は?

CEO のジュリアンさんが、今回私を選んでくださった理由について、今の場所に辿り着くまでにはたゆまぬ努力があったのではとコメントしてくださったんです。まだまだ努力が足りないところもありますが、番組や事務所のスタッフさんなど、いいチームに恵まれたことを本当に幸運だと感じています。この10年近く、1人では足りないところを、それぞれの現場のチームのメンバーたちで補完しあって、みんなで同じ星を目指して、頑張ってきました。この幸運に感謝して、これまでやってきたことをこれからも地道に続けていきたい。そうすれば、伝わる人には伝わるはずだと信じています。

―ホランさんにとって輝く女性とは?

昨晩、他の「DREAMHERS」の方々と交流する場があったのですが、みなさん自分のキャリアに誇りを持っていました。それぞれ目標に向かって大きなモチベーションがあるから、目がキラキラ輝いているんです。すごくかっこいいなって、刺激になりました。芯を持ちながらも、変化している女性は素敵だと思います。自分の価値観や心情は大切にしつつ、目まぐるしく変わっていく世の中で、その時に応じて適応させていくことも大事。そういう柔軟さを持っている女性は、心にも余裕があって、輝いて見えます。まだまだ先は遠いですが、そんな女性でありたいなと思っています。

―憧れの女性はいますか?

私の場合は、母ですね。母はスポンジのような人。家族なので、余裕がない時に八つ当たりしてしまうこともあるのですが、それをクッションみたいにふっと受け止めて、最後には気持ちを上向きにしてくれるんです。柔軟性というより、包容力といえばいいのでしょうか。母みたいには絶対になれないなと思いながら、憧れてもいます。自分にはないものを持っている人は素直にすごいし、尊敬しますね。