ENCOMING
Fall Winter 2023 collection “Avantgarde Poem” released

彫刻家 ルーチョ・フォンタナの作品から着想した ENCOMING の最新コレクションが公開

ENCOMING Fall Winter 2023 collection “Avantgarde Poem” released
ENCOMING Fall Winter 2023 collection “Avantgarde Poem” released
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彫刻家 ルーチョ・フォンタナの作品から着想した ENCOMING の最新コレクションが公開

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Fall Winter 2023 collection “Avantgarde Poem” released

デザイナー・加藤大気が手がける気鋭ブランド ENCOMING (インカミング) が、20世紀を代表する前衛芸術家・Lucio Fontana (ルーチョ・フォンタナ) からインスパイアされた2023年秋冬コレクションのルックブックを公開。

ENCOMING は、ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学び、イギリスを拠点に活動する NICHOLAS DALEY (ニコラスデイリー) のもとで2年間にわたり手腕を奮った加藤大気が活動拠点を東京へ移し、2021年春夏シーズンよりスタートしたブランド。イギリスで養った感性と、気鋭ブランドで培った哲学を元に、世界のアートムーブメントを掘り下げ、シーズン毎のテーマ性を強く打ち出したコレクションを展開する。コレクションでは、海外仕込みのコンセプチュアルなデザインと日本ならではの精巧なモノづくりが特徴だ。

Lucio Fontana からインスパイアされた、2023年秋冬コレクションのテーマは「Avantgarde Poem」。フォンタナが作品に取り入れた多様な素材を衣服における糸やテキスタイル、色彩、シルエットに置き換え、個性的なアイテムが誕生した。

粘土、石膏、岩砂、さらにはガラスなど、異素材同士の意外な組み合わせを取り入れたフォンタナの遊び心を反映したのが、アンゴラ混のネップ紡毛糸と2種類のギマ糸という3種類の形状が異なる糸を織り上げたツイード生地。2種類の糸を組み合わせることで生まれる奥行きのあるツイードは、セットアップとしても楽しめるハーフジップニットとパンツへと落とし込んでいる。

また、多彩な彫刻作品に象徴される躍動的な凹凸は、ポリエステルの生地に樹脂の顔料を施し、部分的に熱を加えることで生まれたランダムなシボ感が特徴のテキスタイルへと姿を変え、ジャケットやコーディネートのアクセントとして楽しめるレイヤードパンツとして登場。さらに、フォンタナの作品に度々用いられる鉄が酸化したような淡いグラデーションは、フランネル素材にブリーチ加工をランダムに施して表現した。なかでも、タイダイのようなラフな風合いと色調のコントラストが際立つテキスタイルを用いたシャツとパンツは、今季のテーマをもっとも明瞭に具現化したこだわりのアイテムだ。