ディオールから2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションのサヴォワールフェール動画が到着
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ディオールから2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションのサヴォワールフェール動画が到着
Dior
savoir-faire video released
Dior (ディオール) がパリにて発表した、2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクション。長いメゾンの歴史とともに職人たちによって培われてきたサヴォワールフェール”匠の技”とともに、古代ギリシャの女神たちの命が宿るドレスの神秘的な魅力を表現されたコレクションとなっている。そのクリエイションに宿るプロセスと卓越性を映し出した、サヴォワールフェールムービーが公開された。
クリエイティブディレクター Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による、2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションは、これまでのインドやメキシコという舞台を経て、現代文明のルーツである「古代ギリシャ」へ回帰し、パリ・ロダン美術館へと舞い戻った。古代ギリシャの伝統や文化を模範として仰ぐ「古典主義」に新しい解釈をもたらし、繊細さと細部への本質的なこだわりを備えたコレクションたち。それを支えるのが、ブランドが代々受け継いできたサヴォワールフェールの技術だ。メゾンの伝統を守り続けるサヴォワールフェールを映し出した2本の動画が公開され、ドレスに息づくクラフツマンシップを讃えている。
今回公開されたムービーは、LOOK42で登場したモスリンドレスとLOOK60のゴールドフリンジがあしらわれたマクラメケープ。モスリン生地のドレスは、羊毛などの繊維を梳いて長い繊維を残し、それらを糸にした梳毛の単糸を使って平織りした毛織物から生まれ、アーカイブからインスピレーションを得た繊細な刺繍が背面に施されている。デザインをトレーシングペーパーにおこしファブリックに落とし込むことで、均一な間隔と美しい直線を描く刺繍が紡がれ、ドレスの中央からまっすぐ放射線状に配されたデザインは、まるで全体に施されているような錯覚をもたらす。
ゴールドフリンジがあしらわれたマクラメ編みのケープはアトリエ、メゾン パルマとle Matériel (ルマテリエル)の協業によって制作された。ゴールドのメッシュにあしらわれた結び目は14本の紐・ストランドから成り、それぞれの毛束の結び目にピンを打つ工程によって、すベての結び目が美しく規則的に配されている。ひとつひとつ丁寧な手作業によって行われるこれらの工程を経て生まれたドレスは、まるで黄金の液体のような、優雅な輝きをみせる。