建築家ユニット KASA による「小石川植物祭 2023」が開催。20組の出展プロジェクトが植物の魅力を提案
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建築家ユニット KASA による「小石川植物祭 2023」が開催。20組の出展プロジェクトが植物の魅力を提案
koishikawa botanical festival 2023
is held by architects unit kasa
東京都文京区・小石川植物園内を中心とした近隣地域を舞台に開催される「小石川植物祭 2023」。総合ディレクターを務めるのは建築ユニット KASA (カサ) で、今年度は「“命名”ーなぜ人は植物に名を授けるのか」をテーマに、ワークショップやドリンク、フードを提供するブースが立ち並ぶ。11月3日(金)から5日(日)に開催され、出展プロジェクトの詳細は小石川植物祭の公式 HP と Instagram にて公開中。
「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく」をコンセプトに、建築家ユニット KASA が小石川植物園とコラボし、昨年初めて開催された共同プロジェクト「小石川植物祭」。アレクサンドラ・コヴァレヴァと佐藤敬によって2019年に設立された KASA は、モスクワと東京の2拠点で活躍する建築家ユニット。植物学の教育・研究を目的とする東京大学の附属施設である小石川植物園とコラボし、植物を軸にまちづくりについて考え、実践する循環型のプロジェクトとして、去年からこのイベントをスタートさせた。
今年は『植物考』の著者である京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史をキュレーターに迎え、「誰もが『植物』を学び、『植物』で学べる場をつくること」「世代や分野を越えて、人や地域をつなげること」「まちの資源を発見し、新たな価値を創造すること」という3つのミッションを掲げる。アート、プロダクト、ショップ、ワークショップの4つの分野で出展プロジェクトを募集し、約90組以上の応募の中から厳選された20組が参加。植物園内の野草を使用した料理を提供する「ねづくりや」や、葉っぱでカルタ遊びをすることで植物の生態を知るワークショップなどを体験できる内容となっている。