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exhibits “reverberation”

アーティストデュオ・ネルホルが、2人の表現を融合させた新作展「REVERBERATION」を開催

© Nerhol, Courtesy of the artist and The Mass

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アーティストデュオ・ネルホルが、2人の表現を融合させた新作展「REVERBERATION」を開催

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飯田竜太と田中義久の2人からなるアーティストデュオ Nerhol (ネルホル) が、表参道に位置するイベントスペース Tha Mass (ザ・マス) にて新作展「REVERBERATION」を開催。近年2人が継続的に取り組んでいる帰化植物をテーマとしたシリーズを中心とした新作が発表される。展示は、年内は12月26日(火)まで、来年からは1月6日(土)〜1月21日(日)の期間でオープンしており、12月25、26日は特別開廊が実施される予定。

 

彫刻家である飯田竜太と紙や平面的構成の分野で活躍する田中義久によって、2007年からスタートした Nerhol。それぞれの活動を展開していた2人は、見る人にどう伝えていくかという方法論で共鳴したことから、Nerhol というアーティストデュオを誕生させた。特定のモチーフの連続写真を200カット以上重ねた印刷物を彫刻するという、それぞれの活動を融合させた彼ら独自の表現方法を用いた立体作品が大きな反響を呼び、現在は国内外で作品を発表し続けている。

© Nerhol, Courtesy of the artist and The Mass

今回の新作展「REVERBERATION」で発表される作品のテーマである帰化植物とは、本来の自生地から何らかの影響により他の地域へ運ばれ、やがてその土地で野生化した植物のこと。写真の束で時間の経過や歴史の層を表し、それを彫刻することで歴史が内包する「何か」を見出す、という Nerhol のコンセプトと、植物が移動し長い時間をかけて生命活動を続ける帰化植物の要素が重なり、制作に至ったという。歴史を追求する思考活動を芸術に落とし込んだ2人の作品は、新しい表現の形として現代社会に存在感を与え続けるだろう。