気鋭アーティスト、安野谷昌穂の個展が Center for COSMIC WONDER にて開催

©️Masaho Anotani

絵画やドローイング、コラージュ、パフォーマンス、詩、写真など様々なかたちで作品を発表してきた安野谷昌穂。1991年に兵庫県で生まれ、京都精華大学でデザインを、オランダのヘリット・リートフェルト・アカデミーでファインアートを学んだ後、日本を拠点に国内外で個展開催やグループ展に参加しており、これまでに COMME des GARCONS SHIRT (コム デ ギャルソン シャツ) や LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン) ともコラボレーションしたほか、Theseus Chan (テセウス・チャン) と Steidl (シュタイデル) 社が手がけた「STEIDL-WERK No.23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”」(2016)で一冊まるごとフィーチャーされるなどしてきた。

今回、展示の名前となった「LINALSASI」は、安野谷の息子から生み出された魔法のような出来事に現れた文字を引用したもの。その解読できない偶発的な文字列を、安野谷はかけがえのない光の道となるメッセージとして捉え、作品の根幹を築いたという。日々の暮らしの中にある生命の営みや社会的な事象を、自然の中で得た感覚と共に自らの中心に投影する同氏が、新たに発表する作品群には何が浮かび上がるのか。また、COSMIC WONDER (コズミックワンダー) の「THAT OLD MAGIC」と「North Village Light」コレクションに、安野谷がドローイングを施したコラボレーション作品も展示販売予定。是非とも、会期中に直接足を運んでみてほしい。