人形のようなスタイルがワンダーランドへと誘う。マーク・ジェイコブスの2024年春夏コレクション
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人形のようなスタイルがワンダーランドへと誘う。マーク・ジェイコブスの2024年春夏コレクション
marc jacobs
2024 spring summer collection
MARC JACOBS (マーク・ジェイコブス) が、2024年春夏コレクションを発表。今回のランウェイのテーマは「WONDER」。存在感を放つ巨大なインスタレーションや、ペーパードールを彷彿とさせるルックで、まるで不思議な世界から飛び出してきたかのような浮遊感が会場を包んだ。ショーにはブランドと縁の深いセレブリティが集い、ブランド設立40周年となる記念すべきコレクションの全貌を見届けた。
ニューヨーク・ファッションウィークのスタートに先駆け、2024年春夏コレクションを発表した MARC JACOBS。会場は、一年前の2023年春夏コレクションと同じ場所であるパーク・アベニュー・アモリーで行われた。ニューヨークで高い人気を誇るアーティスト Robert Therrien (ロバート・テリアン) の作品である巨大な椅子や机をくぐり抜けるようにしてモデルが登場。ボリュームのあるヘアと人形のようなメイクに、平面図にも見える独特の雰囲気を放つウェアがマッチし、おとぎの世界にトリップするかのような感覚を助長させる。
今回のコレクションではオーバーサイズのスカートやコートが象徴的で、直線的なカッティングやパターンが多くみられた。ほとんどのルックに体のラインや動きへの影響を受けないハリ感のある素材を使用し、纏っている服とモデルの間にユニークな違和感を生み出している。40年間ブランドを牽引してきたデザイナー Marc Jacobs は今回のコレクションで、日常への愛着や記憶に残るナイーブでエレガントなものを表現したかったという。大きなボストンバッグや艶やかなヒールが加わり、ブランドらしいポップさが演出された。