三宅一生のルーツを追求する書籍『ISSEY MIYAKE 三宅一生』をリリース。刊行記念展も開催
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三宅一生のルーツを追求する書籍『ISSEY MIYAKE 三宅一生』をリリース。刊行記念展も開催
issey miyake
holds an exhibition for the book "issey miyake"
ISSEY MIYAKE (イッセイ ミヤケ) が、2016年に発行した書籍『ISSEY MIYAKE 三宅一生』増補改訂版をリリース。本著は、ブランドのデザイナーである三宅一生の右腕として50年にわたりクリエイションを支えてきた北村みどり発案・構想のもと、1960年から2022年までの三宅の全仕事をまとめた集大成となっている。さらに刊行を記念して、六本木に位置する 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて展覧会が開催される予定。
今回 ISSEY MIYAKE は、ドイツの出版社 TASCHEN (タッシェン) から『ISSEY MIYAKE 三宅一生』の増補改訂版を刊行。本書では、クリエイティブ・ディレクター、コピーライターとして日本のクリエイティブ界を支えてきた小池一子のエッセイとともに、三宅一生のクリエイションを年代順に紹介する。1983年、雑誌『ニューヨーカー』にて「型にはまることなく、前進することを何よりも目指したい」と語った三宅一生。彼の衣服制作はもちろん展覧会企画や出版など多彩なキャリアを通して、時代の先を見据えた三宅の視点を探る究極の一冊に仕上がった。
また、4月22日(月)から4月29日(月)の期間で『ISSEY MIYAKE 三宅一生』刊行記念展を開催する。本展のメインを飾るのは、本書の表紙にも起用された衣服作品「リズム・プリーツ」。ISSEY MIYAKE 1990年春夏コレクションで発表された本作品は、楕円、丸、四角の形をしたプリーツのドレスだ。平面が立体にダイナミックに変容する様子がデザインを通して人々に驚きと喜びを伝え、三宅一生の仕事を象徴するものとして紹介されている。そして展示会の会場となる 21_21 DESIGN SIGHT は、三宅一生が創設者であり、設計デザインには彼の服づくりのコンセプトを反映した。会場には書籍も置かれ、実際にページをめくりながら三宅の革新的な仕事の一端に触れることができる貴重な機会となる。