‘Kawaii – Cute Girls in Ukiyo-e’ To Be Held In Harajuku

Kawaiiのルーツを浮世絵の世界に探る「江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜」展が、太田記念美術館で3月開催

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Kawaiiのルーツを浮世絵の世界に探る「江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜」展が、太田記念美術館で3月開催

‘Kawaii – Cute Girls in Ukiyo-e’ To Be Held In Harajuku

日本独特の個性を形容する表現として、今や世界標準語にもなっている ‘Kawaii’。この‘Kawaii’ を初めて世界に知らしめたのは1970年代にパリ進出を果たした高田賢三のコレクションが原点、というのが現代ファッション史における通説だが、同展ではそのルーツをさらに江戸時代までさかのぼり、‘Kawaii’ が日本人のDNAとして流れ続けているものであることを、当時の浮世絵にみるゴージャスで奇抜なファッションスタイルから紐解いてみせる。

© Ota Memorial Museum of Art

歌川国貞(三代豊国)「十二月ノ内弥生雛祭」

‘Kawaii’ のルーツを浮世絵の世界に探る展覧会「江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜」が、ラフォーレ原宿の裏にある太田記念美術館で3月1日 (日) から開催される。

© Ota Memorial Museum of Art

溪斎英泉「雪中傘提げの娘」

日本独特の個性を形容する表現として、今や世界標準語にもなっている ‘Kawaii’。この‘Kawaii’ を初めて世界に知らしめたのは1970年代にパリ進出を果たした高田賢三のコレクションが原点、というのが現代ファッション史における通説だが、同展ではそのルーツをさらに江戸時代までさかのぼり、‘Kawaii’ が日本人のDNAとして流れ続けているものであることを、当時の浮世絵にみるゴージャスで奇抜なファッションスタイルから紐解いてみせる。

豊かな庶民文化が栄えた江戸時代は、派手に装うことへの欲求も大きく、幕府は庶民の贅沢な装いに対する禁令をたびたび出しているほど。そうした中で工夫を凝らし、「遊女はゴージャスに、町娘は愛らしく、武家の姫君は華やかに、それぞれの個性に合わせてあらゆる立場の女性たちが、貪欲にファッションを楽しんだ時代(プレスリリースより)」でもあった。最近、そのロハスな生活スタイルでも再び脚光を集めている江戸時代。当時の独創的な美意識を捉えた浮世絵の数々は、現代人の目にも新鮮な驚きと共感をもたらしてくれそうだ。

 

<イベント情報>
「江戸ッ娘 —Kawaiiの系譜」
場所: 太田記念美術館
会期: 3月1日 (日) 〜 3月26日 (木) *月曜休館 
時間: 10:30 〜 17:30 (入館17:00まで)
入館料: 一般 ¥700、大高生 ¥500
住所: 東京都渋谷区神宮前1-10-10 (ラフォーレ原宿裏)
TEL: 03-5777-8600
HP: www.ukiyoe-ota-muse.jp

© Ota Memorial Museum of Art

鶴を折る少女。ネズミモチーフのかんざしで遊び心あるヘアスタイルに | 溪斎英泉「今様美人拾二景 おてんばそう 深川すさき弁財天」

© Ota Memorial Museum of Art

花魁と見習いの禿 (かむろ) たち | 歌川国貞「松葉屋内代々山 かけを にしき」

© Ota Memorial Museum of Art

ハイカラな朝顔柄の日傘 | 歌川国貞(三代豊国)「今世斗計十二時 未の刻」