guama uchida & shogo takada
hold an exhibition at flotsambooks

交わらない二人の視線を記録。内田紅甘と髙田将伍の二人展「見つめ合わない」がフロットサムブックスにて開催

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交わらない二人の視線を記録。内田紅甘と髙田将伍の二人展「見つめ合わない」がフロットサムブックスにて開催

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エッセイスト・俳優の内田紅甘と髙田将伍の二人展が東京・代田橋の書店 flotsam books (フロットサムブックス) にて開催される。会期は、7月26日 (金)から2024年8月11日(日)まで。

本展は、エッセイスト・俳優の内田紅甘と髙田将伍の二人によるもの。内田が2023年に flotsam books で開催した展示「私からの眺め」では自身の内面にフォーカスしていたが、今回は、一度しか会ったことのなかった髙田とお互いの写真を並び合わせることによって同じ世界を捉えていながら、交わることのない二人の視線や、他者との関係性といった世界観を提示する。髙田は今までに即興的、反射的に撮ってきた記憶の断片とでもいうべき写真の一部を内田との展示に合わせて展示。

今回の展示に合わせて、内田と高田からコメントも届いている。

「去年の5月に初個展『私からの眺め』をflotsam booksでやらせてもらって、すっかりやり切ったつもりでいたから、今年もという話が出たときは困った。でもわくわくして、”他人の関係”をテーマにするのはどうだろう、と案外すぐに考えついた。前回の展示はいわば「ひとりの風景」を作ったものだったから、そこから進歩させて「ひとりとひとりが共にいる風景」を作ってみたいと思ったのだ。そんなわけで、一度挨拶を交わしただけの関係だった髙田さんを、いきなり展示の共同制作者にお誘いした。さて、「ひとり」と「ひとり」が見つめ合わずに、それぞれの視点で切り取った風景を繋げたら、どんな眺めが生まれるのだろう。私もはやく、それを見てみたい。」 内田紅甘

「いつからか身体が反応した瞬間を記録するという行為に中毒的に陥った。その欲望は時間や場所を問わずに湧き上がってくる。反射的にiPhoneで撮影した写真やショートフィルムには、些細だけど、決して永遠では無いその瞬間が記録されている。いわば記憶のビジュアルメモのような存在だ。思えばアートブックやエッセイ集もまた、記録の集合体なのかもしれない。今回、内田さんにお誘いいただき、これまで撮影してきたビジュアルメモの一部を彼女が残してきた記録や記憶と合わせて、flotsam booksに集めた。」髙田将伍