FKA Twigs (FKAツイッグス) がまたもや改名の危機？

FKA Twigs《LP1》アルバムアートワーク

 英国アーティストの FKA Twigs (FKAツイッグス) が、またもや改名の危機に瀕していることが米『Billboard』誌の取材で明らかとなった。

2013年に、The XX (ザ・エックス・エックス) やSBTRKT、Sampha (サンファ) などを輩出するイギリスのレーベル Young Turks (ヤング・タークス) からデビューした FKA Twigs (本名 Tahliah Barnett) は、Linda Good (リンダ・グッド) と Laura Good (ローラ・グッド) の双子からなるアーティストデュオ、The Twigs から名義の差し押さえを受け、以降ステージネームを FKA (Formerly Knowns As＝以前知られた) Twigs へと変更。その後 FKA Twigs 側は The Twigs 側に15,000ドルの和解金を提示するも The Twigs 側はそれを拒否、2013年9月に商標権侵害で訴訟している。

裁判は FKA Twigs 側のスケジュールの関係で一時棄却、その後正式な判断のもと棄却されているが、The Twigs 側は第二審控訴の可能性を表明している。

『i-D』マガジン2012年8月号表紙

『V Magazine』No.93 2015年1月号表紙

イギリス グロスタシャー出身の FKA Twigs は、17歳の頃よりロンドンでダンサーとしてのキャリアをスタート。Kylie Minogue (カイリー・ミノーグ) や Ed Sheeran (エド・シーラン) 、 Jessie J  (ジェシーJ)、Taio Cruz (タイオ・クルーズ)などバックダンサーを務めた後2013年に待望のデビュー。2012年には、メジャーデビュー前にして英『i-D』マガジンにて異例のカバーフェイスとして起用されている。超個性派として世界的に高い注目を集め、昨年初のLP盤《LP1》を発表した彼女はその他に『Dazed and Confused』や『V Magazine』『Interview Magazine』をはじめ錚々たるファッション誌のカバーに登場。先月にはデビューライブのため、満を持して初来日を果たしている。