tsubasa matsumoto
directs a fashion film for Tatjana Ostojic

フェミニズムとファッションの融合。松本ツバサによるタチアナ・オストイッチ最新コレクションのファッションフィルムがリリース

tsubasa matsumoto directs a fashion film for Tatjana Ostojic
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フェミニズムとファッションの融合。松本ツバサによるタチアナ・オストイッチ最新コレクションのファッションフィルムがリリース

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ニューヨークと東京で映像監督として活動する松本ツバサによる新たなファッションフィルムがリリース。セルビア人デザイナーによるブランド Tatjana Ostojic (タチアナ・オストイッチ) の最新コレクションに捧げられた本ムービーは、ファッションと社会的メッセージを交差させた挑戦的な内容となっている。

これまでに Valentino (ヴァレンティノ) や UNIQLO (ユニクロ) など、さまざまなブランドの映像を手がけてきた松本ツバサ。監督を務めた短編作品『Prelude』は NY 最大の映画祭 Tribeca Film Festival (トライベッカ フィルム フェスティバル) にも入選した経歴を持つ。着実にキャリアを築いている実力派の松本が新たに手がけたのは、Tatjana Ostojic (タチアナ・オストイッチ) の最新コレクション「Dinner is Served」に向けたファッションフィルムだ。松本は、「女性はただの肉片に過ぎないのか?」という問いをテーマに30秒のムービーを制作。100年以上前から議論が展開され、現在第4の波に突入しているフェミニズム。根深い社会問題を前衛的なビジュアルに落とし込んだ本作品は、松本の Instagram アカウントにて視聴することができる。

 

今回ファッションフィルムを発表したブランド Tatjana Ostojic は、セルビアの首都・ベオグラード出身のデザイナーが自身の名を冠しスタートさせ、現在はニューヨークに拠点を移している。デザイナーの Tatjana Ostojic は、障がい、年齢、ジェンダーなどに左右されずすべての人々が個性を発揮することを理念とする「インクルーシブファッション」に共感。過去にはファッショアクセサリーの機能も持ち合わせた障がい者向けの義足カバーをデザインしたコレクションをローンチするなど、既成概念に捉われない活動が高い評価を得ている。最新コレクション「Dinner is Served」のファッションフィルムにも、ジェンダーの問いを投げかける彼女らしさを反映。社会問題をユニークに昇華させ、新たな流行を生み出していく松本ツバサと Tatjana Ostojic に、今後も注目したい。

©︎松本ツバサ