GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I’m A Hero” to be held in january

ミニインタビューもお届け!岩橋玄樹が新アルバム『I’m A Hero』を引っ提げ、2025年1月に全国ツアーを敢行

©︎岩橋玄樹

GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I’m A Hero” to be held in january
GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I’m A Hero” to be held in january
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ミニインタビューもお届け!岩橋玄樹が新アルバム『I’m A Hero』を引っ提げ、2025年1月に全国ツアーを敢行

GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I’m A Hero” to be held in january

interview & text: risa matsumoto

元 King & Prince (キング&プリンス) のメンバーで、脱退後の現在は日本とLAの2拠点をベースに活動を行う岩橋玄樹が、新作の3rdアルバム『I’m A Hero』を引っ提げ、来年1月にツアーを開催予定だ。アーティストとして、楽曲のリリースやツアーの敢行、大型フェスへの参加など積極的な音楽活動に力を入れる傍ら、自身でデザインも手がけるジュエリーブランドのプロデュースや、国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンの親善大使として、世界中の子どもたちへの支援を行う一面を持つ岩橋。今回 TFPでは、既存の形に捉われることなく、さまざまなフィールドで新たな可能性を切り開いてきた彼のミニインタビューをお届け!

©︎岩橋玄樹

—まずは、TFP初登場となるので簡単な自己紹介をお願いします。
岩橋玄樹です。年齢は28歳で、野球、旅行、音楽、特にヒップホップが好きです。ファッションも好きで、洋服、靴マニア。ジャイアンツとドジャースのファンです。

—今月18日に発売となったばかりの3rdアルバム『I’m A Hero』について、コンセプトを教えてください。
タイトルにもある通り、「ヒーロー」が大きなコンセプトです。昔から、ヒーローは憧れの存在でした。世界中にヒーローはたくさんいて、強いしかっこよくて、完璧だなって小さい頃は思っていました。でも大人になると、ヒーローにもヒーローなりの悩みや葛藤があるんだなってことに気がついて。そういうヒーローの内面的な部分、抱える悩みや葛藤を表現できたらいいなと思いました。また、自分の弱みを見せられる人って逆に強い人だなって僕は思うので、そんな思いも込めて『I’m A Hero』ってタイトルにしました。応援ソングもあれば、内面の葛藤を描いた少し切ない「Lonely」って曲もある。コレサワさんとのコラボ曲「あたしだけのスーパーマン」では、女性目線で自分のスーパーマンに対する思いを表現したりもしています。ソロ活動をすることによって誰かの支えになれたり、ファンの方々に勇気を与えられたり、そういう意味では僕もヒーローなのではないかなと思いましたし、誰かのヒーローでいたいという思いもあります。そして、ヒーローだからこその弱さ、葛藤、不安もたくさん抱えているというのを表現できたらいいなと思いました。

—岩橋さんにとってのヒーローは?
サンタクロースです。サンタさんみたいにみんなを幸せにできる人になりたいです。クリスマスシーズンが大好きだし、自分の誕生日もあるので、昔から12月は思い入れが強いですね。この前、アレルギーや遺伝がわかるDNA検査をしたら、何パーセントかフィンランドの血が入っていたんです。昔からサンタさんが好きだし、誕生日もクリスマス近くだし、クリスマスの雰囲気にどこか懐かしさを感じるから、遺伝子にサンタさんに通じるものがあるのかも。しかも、デビューシングルも「My Lonely X’mas」ってクリスマスの歌で、自然と導かれていたんだなって思いました(笑)。

—来年1月には、GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I’m A Hero”が始まりますが、パフォーマンスの見どころは?
ソロになってから4年くらい経つんですが、これまで毎年行っているライブツアーやイベントでは、かわいらしいアイドルっぽい要素が結構多かったんです。でも、今回はよりアーティストとしてのかっこよさを表現することにフォーカスした内容になっていると思います。あまりキャーってなるようなポイントを作ってなかったり、あえて定番の曲をはずしてみたり。そういった新しい挑戦や試みを、今回のツアーでは取り入れています。いい意味で少しずつアイドルっぽさから離れていっているというか。もちろん、かわいい曲もありますけど、見せ方に変化をつける工夫というか、自分にとっても新しい挑戦をしようと思っていて。今までずっと僕のライブを見に来てくれている人たちに、新しい岩橋玄樹の世界を見せられたらいいなって気持ちはありますね。

—ソロ活動をスタートされてから、より精力的に音楽活動に力を入れているように感じます。何かきっかけなどあったのでしょうか?
この仕事を始めて15年目になるんですが、音楽がない生活っていうのは考えられなくて。自分の曲でも他の人の曲でも、一日を過ごす中で音楽は必ずあるものなので、音楽がなくなると自分の生活が乱れちゃうというか……。いろんな音楽を聴いたり作ったりすることは、一番大事にしています。あと、やっぱり音楽から元気や勇気を貰った過去があって、音楽で誰かに元気や勇気を与えられる人になりたいと思ってこの仕事を始めたんです。それは、今でも自分の夢でもあり、目標でもあるので、これからも頑張って続けていきたいなと思っています。

©︎岩橋玄樹

—現在は、日本とロスの2拠点で活動されているんですよね?
ファンの方たちは日本にたくさんいますし、まずはファンの皆さんのことを第一に考えたいので、アーティスト活動のベースは日本なのは変わらずです。日本をベースにしながら、自分自身の魅力や、応援してくれる Fairy (フェアリー: 岩橋のファンネーム) の素晴らしさを世界中に届けたい、というのが今の夢のひとつです。海外で活動する時も、チーム玄樹として、僕だけじゃなくて Fairy のみなさんの思いも一緒に活動できたらいいなと思っています。

—海外では、オーディションやレッスンを受けられているんですよね。日本と違いを感じることはありますか?
今はいろいろ水面下で、自分のスキルやレベルアップのために動いています。アメリカにいるときは、子供に戻ったような感じがしますね。すごく知っている人がいるわけでもないし、日本みたいに今までのキャリアがあるわけじゃない。そこのギャップをどうやったら埋められるか、常に考えているんですけど、やっぱり悔しいなって思うことがほとんどですね。レッスンを受けてみても、リズムの取り方が日本のスタイルと違うし、やったことないようなジャンルもやる。レッスンやコミュニケーションを通して、自分の足りないところがいっぱい見えてくるから、悔しいなって気持ちはありますね。でも負けず嫌いなので、それを反動に頑張ろうっていう気持ちの方が強いから、楽しいです。アメリカでは日本と比べて、年齢やキャリアに関係なく、お互いにリスペクトを持って仕事が成り立っている感じするのが好きです。刺激し合ってみんなで大きくなるって感じ。それをバネにもっと頑張っていきたいです。

—今年10月には、ラグジュアリーストリートブランド「Stampd (スタンプド)」が、世界的な日本人シェフの松久信幸氏と手がける「Sushi Club (スシクラブ)」とのコラボレーションアイテムもローンチされましたね。このコラボレーションも、海外での生活がきっかけとなったのでしょうか?
そうですね。それも本当に一言で決まりました。ノブさんのお家にお邪魔した時に、 Sushi Club が好きってことを伝えたら、「じゃあ連絡してあげるよ」ってその場でメールをしてくれて、その週には何か一緒にやろうって話が決まりました。最初は撮影だけだったんですけど、自分のデザインとコラボさせていただけることになって。夢がひとつ叶ったっていうか、実現した時は本当に嬉しかったです。撮影も、これ本当に撮影なの?って感じで毎回やるんですよ。スタッフさんも2〜3人しかいなくて、ラフな感じで現場でアイデアを出し合いながら、最高な一枚を撮るという。アメリカらしいなと思います。Sushi Club って名前もインパクトがあるので、LAの街で着ていても声をかけられたりして、自分のモチベーションもあがりますね。車道を挟んだ向こう側の道から、「お前の服超かっこいいじゃん!」って言われたり(笑)。

—現在、多方面で活動されている印象ですが、今後の目標をお伺いさせて下さい。
自分にできることがあれば、すべて挑戦したいなって思っています。アーティストとしての活動はもちろんメインでやっていきたいですけど、例えばお芝居だったり。プライベートでボランティア活動を行ってきましたが、このタイミングで国際協力 NGO ワールド・ビジョン・ジャパンさんを通してチャイルドスポンサーとして支援をするようになったのも、少しでも多くの若い世代の人たちに、こういう世界もあるんだよということを伝えたかったっていうのもあります。基本的に、今やっている仕事は自分が好きなことばかりなので、全くストレスはないです。落ち込むことはあるけど、改善してもっとスキルアップやレベルアップもできるし。絵を描くことも好きなので、そういうことも今後の仕事に生かしていけたらいいな。グッズも自分でデザインしたり、細かいこともやっていたりするので、それは自分にしかできないことだと思っています。

—最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
僕の強みは、キュートにもクールにもなれること。自分ができるうちは、どっちも全力でやりたいと思うし、僕がステージに立てているのは Fairy のおかげだから、初心を忘れずこれからも思い出を共有していきたいし、こういうことがあったねと語り合えるような歳のとりかたを一緒にしていきたいです。みなさんに喜んでいただけるようなコンテンツや曲、作品をこれからも考えて全力で頑張るので、いつかみんなでアメリカでBBQパーティーをしましょう!