日本最大のアートの見本市、アートフェア東京2015が東京国際フォーラムで開催

© Art Fair Tokyo

3月20日から22日まで、東京国際フォーラムにてアートフェア東京2015が開催される。

今年で記念すべき10周年を迎える ART FAIR TOKYO では、これまでの沿革をもとに「ノースウィング」と「サウスウィング」の2会場を設置。国内外の30都市から約140軒のギャラリーやパートナーが出展。内26軒が初出展と過去最大となっている。

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 メインビジュアルには第1回目からデザインを手がけている古平正義氏が「窓」を大胆にデザイン。東京オリンピック・パラリンピック開催まで5年という節目の年でもあり、スポーツと文化の一大イベントを迎えるにあたって、改めて「東京」を見つめ直すことを強く意識したデザインに。金、銀の2色のカラー展開でより一層華やかな印象のデザインとなっている。

中でも注目すべきは「いつの時代にも、どんなジャンルにも、芸術的実験がある」をコンセプトに、従来の慣習にとらわれない独創的な展示を行ってきた特別企画「アーティスティックプラクティス」だろう。これまで以上に拡大された展示スペースでは、琳派やヴェネツィア・ビエンナーレを主軸に様々名コラボレーションが展開されている。

今年で誕生から400年を迎える、17～18世紀に興隆した日本画の一派「琳派」をテーマにした展示スペースでは、 山本太郎 (やまもと・たろう)、中島克子 (なかじま・かつこ)、染谷聡 (そめや・さとし) をはじめ9名のアーティストが参加。近年グローバル化が加速する現代アートを踏襲しながら、古典美術をあえて「ポップ」に再解釈した作品は、どれも想像だにしなかった創意に溢れている。

一方で「ヴェネツィアがみた日本の現代アート」を表現した展示スペースでは、1895年からイタリアで開催され、世界的に最も影響力があると言われる「ヴェネツィア・ビエンナーレ」と、日本人作家の関係性を俯瞰。ヴェネツィア・ビエンナーレに参加実績のあるアーティストの中から「多様性の中の現在」 と「もの派から辿る20世紀」の2つのテーマを軸に15名の日本人作家の作品を紹介している。

その他、Rhizomatiks (ライゾマティックス) の真鍋大度 (まなべ・だいと) や和田永 (わだ・えい)、力石咲 (ちからいし・さき) をはじめ、様々なジャンルのアーティストによる関連イベントや、メルセデス・ベンツ・ファッションウィーク東京2015でキービジュアルを手がけた気鋭アーティスト Yoshirotten (ヨシロットン) による特別展示など、盛りだくさんのコンテンツが登場。思う存分アートに浸ることが出来る絶好の機会となっている。

メルセデス・ベンツ・ファッションウィーク東京2015年秋冬 キービジュアルを手がけた Yoshirotten | © Japan Fashion Week Organiczatin