忘れたい記憶と失ってしまう記憶。ミシェル・フランコが最新作『あの歌を憶えている』をリリース
News
忘れたい記憶と失ってしまう記憶。ミシェル・フランコが最新作『あの歌を憶えている』をリリース
"Memory"
a film of human drama directed by Michel Franco
誰しもが持っている忘れたい記憶、忘れたくない記憶。記憶に翻弄される2人が偶然出会い、向き合っていくうちに未来に希望を見出していくヒューマンドラマ『あの歌を憶えている』が2月21日(金)に公開。メキシコの鬼才 Michel Franco (ミシェル・フランコ) の最新作リリースを祝して、The Fashion Post から抽選で2組4名様に劇場鑑賞券をプレゼント。2月19日(水)までのキャンペーンにぜひ応募してみて。
『あの歌を憶えている』の舞台は最先端のアート、カルチャーが集うニューヨーク、ブルックリン。ソーシャルワーカーとして働きながら、13歳の娘と2人で暮らすシルヴィアは、高校の同窓会でソールという男に出会い、のちに彼が若年性認知症であることを知る。さらにソールの姪から、仕事として日中にソールの面倒を見てほしいと頼まれ、彼の家に通うことに。2人で過ごすうちにシルヴィアは、ソールの心優しい穏やかな性格に惹かれていくが、彼女が抱える過去のトラウマと向き合わなくてはならない日が訪れてしまう。近い記憶を失ってしまうソールと、過去に傷を抱えるシルヴィアが導かれるように出会い、背負ってきた荷物を分け合い、生きる喜びに目覚めていく。それでも追ってくる過去の影を断ち切り、新たな人生と希望を見出すまでを丁寧に紡いだ愛のヒューマンドラマだ。
本作を手がけたのは、『或る終焉』『ニューオーダー』などで知られる Michel Franco 監督。彼は「何らかの理由で社会の隙間に落ちてしまう人々についての映画を作りたかった」と語り、痛みを抱えるすべての人を掬い取るような心温まる作品を完成させた。そして作中でテーマ曲のように何度も流れるのは、イギリスのロックバンド Procol Harum (プロコル・ハルム) のデビュー曲「青い影」。John Lennon (ジョン・レノン) が「人生でベスト3に入る曲」と語り、日本でも松任谷由美や山下達郎が影響を受けたと公言している名曲が映画全体を優しく包み込み、登場人物たちの心情を際立たせる。また、シルヴィア役には Jessica Chastain (ジェシカ・ジャスティン)、ソール役には Peter Sarsgaard (ピーター・サースガード) を迎え、実力派俳優たち集結。
TFP では、観る者の心を温かく抱擁する『あの歌を憶えている』をスクリーンで体感してもらおうと2組4名様に劇場鑑賞券をプレゼント。TFP の公式 LINE を登録し、応募フォームにて必要事項を記入することでエントリーすることができる。キャンペーンの締切は2月19日(水)まで。本作は、2月21日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開される予定。柔らかく心を解きほぐす Michel Franco の世界を堪能してほしい。