Chanel (シャネル) 2015-16年秋冬プレタポルテコレクション マドモアゼルへの追憶と現代版ギャルソンファッション
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Chanel (シャネル) 2015-16年秋冬プレタポルテコレクション マドモアゼルへの追憶と現代版ギャルソンファッション
Brasserie Gabrielle S'il Vous Plaît-Chanel 2015-16 Fall Winter Collection And The Retro-Future-Spective
毎シーズン趣向に富んだランウェイ演出で話題を呼ぶ Chanel の今季テーマは「Brasserie Gabrielle (ブラッスリー・ガブリエル)」。古き良きブラッスリー (フランス語で酒場の意) を再現した大掛かりなステージでは、ゲストに扮したモデル達がくつろぐ姿が見られる。
3月10日、パリのグラン パレにて Chanel (シャネル) 2015-16年秋冬プレタポルテコレクションが発表された。
毎シーズン趣向に富んだランウェイ演出で話題を呼ぶ Chanel の今季テーマは「Brasserie Gabrielle (ブラッスリー・ガブリエル)」。古き良きブラッスリー (フランス語で酒場の意) を再現した大掛かりなステージでは、ゲストに扮したモデル達がくつろぐ姿が見られる。
往年のマドモアゼルを彷彿とさせる、フレンチシックスタイルを現代へと蘇らせた今季。Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) はクラシカルなツイードスーツやブラックミニドレスをベースに、キルティングを施したビニールやバッド装飾など、実験的な素材使いやディティールを随所に取り入れている。
2015年春夏コレクションに引き続き提案されるオーバーサイズのジャケットや、ミッドカーフレングスのフレアスカートは、華奢なベルトで作られるウエストラインやなだらかなカーブを描くフェミニンなショルダーラインでフェミニンにシフト。ジーンズやスリムカットパンツにミニドレスやジャケットを合わせたスリーピーススーツではそれとは対照的に、アンドロジナスな人物像を提案している。
97ルックにも及ぶショーが出そろい、パブで談笑するモデル達からは、些かブラッスリー文化が興隆した60年代へとタイムスリップしたような情景だ。そして、コーヒー皿をそのままバッグへと形を変えたランウェイピースを手にするモデルの手には、デジタル時代の必需品、スマートフォン。ここでもまた、シャネルというフィルターを通して過去と未来が交錯している。
HP: www.chanel.com