tomoko mukaiyama
holds a piano recital in tokyo

刺さる音で、整う。向井山朋子が1年ぶりとなるピアノリサイタルを東京で開催

©︎ Reinier van Brummelen / Tomoko Mukaiyama

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刺さる音で、整う。向井山朋子が1年ぶりとなるピアノリサイタルを東京で開催

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オランダ・アムステルダム在住の日本人ピアニスト、美術家の向井山朋子が、5月20日(火)に東京オペラシティ リサイタルホールにて、東京では1年ぶりとなるピアノリサイタルを開催。

今回、1年ぶりに東京でのピアノコンサートを行う向井山朋子。これまで身体性、セクシャリティ、境界、記憶、時空など、あらゆるテーマをクロスオーバーしながら表現を続けてきた彼女が届けるメッセージは、「刺さる音で、整う」。

プログラムには、1990年代に祖国ロシアを離れヨーロッパへ移住した Alexander Raskatov (アレクサンドル・ラスカートフ) による祈りのような楽曲「コンソレーション (慰め)」、そして「4分33秒」に先駆け、無音の時間軸を豊かに取り入れた John Cage (ジョン・ケージ) の「Four Walls (フォー・ウォールズ)」を採用。過激なサウンドと、心の深淵を覗くような静寂が大きな振り子のように響き渡る。両極端のピアノの音が観客を揺さぶり、心が浄化するような音楽体験へと導いてくれるだろう。

©︎ Kiriko Mechanicus

本公演では、向井山朋子が7月に発表する映像作品「ここから」の制作過程で交わされた、他分野のクリエイターたちとの対話、アイデアの交換、さらには未完成の映像の断片を、事前にプログラムノートとしてオンラインで配布。映像作品が形成されていくプロセスを共有するほか、アートフィルムと目の前で披露されるピアノの世界を融合させるなど、新たな試みを取り入れた。

向井山朋子によるピアノリサイタルは、5月20日(火)19時より東京オペラシティ リサイタルホールにて開催。チケットはこちらから。時には力強く、時には静寂が空間を包み込むサウンドに身を任せ、魂の解放を感じてみて。