作家の「手仕事」に焦点を当てた企画展「HERALBONY ISAI 光を織りなす」開催。写真家・高木由利子が撮り下ろし
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作家の「手仕事」に焦点を当てた企画展「HERALBONY ISAI 光を織りなす」開催。写真家・高木由利子が撮り下ろし
Yuriko Takagi
photographs the HERALBONY ISAI exhibition
企画展「HERALBONY ISAI 光を織りなす」が、5月24日より銀座の「HERALBONY LABORATORY GINZA」にて開催される。作家の「手仕事」に焦点を当て、アートが生み出される過程を写真家・高木由利子が撮影した。本展は、クリエイティブカンパニーの HERALBONY (ヘラルボニー) が展開するブランド「HERALBONY ISAI (ヘラルボニー イサイ)」プロジェクトの第2弾である。
独自の視点から衣服や人体を通して 「人の存在」を撮り続ける写真家・高木由利子が本プロジェクトで撮り下ろすのは、作家・五十嵐 久のアトリエの情景とその織物作品だ。彼は、自閉症の特性のひとつである“常同行動”として、毎日同じリズムで織り機に向かう。「生きること」と「表現すること」が重なり合う、静かな祈りのようにも映るその姿を、「HERALBONY ISAI」の視点を通して高木由利子が丁寧に捉える。
「HERALBONY ISAI 」とは、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニーである 、 HERALBONY の表現ラインである。異彩を放つ個性豊かな作家たちの表現を独自に再解釈し、新たなアートの価値や可能性を提案することが目的だ。
本プロジェクトでは五十嵐 久をはじめとする5名の作家が直接手を施した1点もののアートピースも展示され、作品を鑑賞するだけでなく、実際に身にまとうことでアートを身体で感じる、新たな時間が提供される。また作品はすべて購入することができる。言語や視覚に加えて、感覚を通して美しい手作業が織りなすアートと向き合うひとときを体験してみては。