伝説の日本人モデルの軌跡をたどる「山口小夜子 未来を着る人」展が東京都現代美術館にて開催
「三宅一生『馬の手網』を着た小夜子」 撮影:横須賀功光 1975年
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伝説の日本人モデルの軌跡をたどる「山口小夜子 未来を着る人」展が東京都現代美術館にて開催
She Wears The Future…A Retrospective Exhibition Paying Homage To The Legendary Japanese Super Model Sayoko
神秘的な東洋の美を体現するトップモデルとして世界的に活躍した日本人女性、山口小夜子。そんな彼女の軌跡をたどる展覧会「山口小夜子 未来を着る人」展が、4月11日から6月28日の期間中、東京都現代美術館にて開催される。
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「三宅一生『馬の手網』を着た小夜子」 撮影:横須賀功光 1975年
神秘的な東洋の美を体現するトップモデルとして世界的に活躍した日本人女性、山口小夜子。そんな彼女の軌跡をたどる展覧会「山口小夜子 未来を着る人」展が、4月11日から6月28日の期間中、東京都現代美術館にて開催される。
1972年にファッションモデルとしてパリコレクションに参加し、たちまちその妖艶かつ強烈な日本美を世界に見せつけ日本人ブームに火をつけた山口小夜子は、米ニューズウィーク誌に「世界の4人のトップ・モデル」として紹介され、「SAYAKO」 マネキンが一世を風靡するなど様々な偉業を成し遂げてきた。彼女はモデルだけでなく「着ること」をテーマに異なるジャンルを横断するクリエーター、パフォーマーとして活躍し、70年代から2000年代まで常に時代の最先端を走り続けてきた。
同展覧会は、「SAYOKO」のイメージを形作った秘蔵資料やアーカイヴから彼女とコラボレーションを行った先端的なアーティストの作品まで、彼女の気配、姿、声が充満する空間を体験できる。彼女にゆかりのあるアーティストとして、.生西康典+掛川康展、山川冬樹、宇川直宏、エキソニモ、森村泰昌といった現在のシーンにおいて大きな影響力を持つ表現者達が山口小夜子へのトリビュートとして新作を発表する。
世界を視野に独自性を形成していかなくてはならなくなった70年代以降の日本文化に重要な影響を与えた山口小夜子。ボーダーレス化が進み、さらにアイデンティティーの確立を求められる現代だからこそ、彼女の未だ終わることのない物語を体感してみては。
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撮影:下村一喜 2005年
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「資生堂 舞」 ポスター 撮影:横須賀功光 AD:中村誠 1978年
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撮影:横木安良夫 1976年
<イベント情報>
山口小夜子 未来を着る人
会期: 2015年4月11日-6月28日
オープン時間: 10:00-18:00 (入場は17:30まで。月曜日、5月7日(木)は休館。但し5月4日は開館)
会場: 東京都現代美術館
住所: 東京都江東区三好4-1-1
入場料: 一般1,200円 / 大学生・65歳以上900円 / 中高生600円 / 小学生以下無料