Latest Issue of "Holiday Magazine" Features Japan

『Holiday Magazine(ホリデイ・マガジン)』最新号の舞台は日本

© Holiday Magazine

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『Holiday Magazine(ホリデイ・マガジン)』最新号の舞台は日本

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パリを拠点に年に2回発刊されるライフスタイル誌『Holiday Magazine(ホリデイ・マガジン)』の最新号が発売された。前号はスコットランドが特集され、第3号目となる最新号では舞台に日本が選ばれた。

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パリを拠点に年に2回発刊されるライフスタイル誌『Holiday Magazine(ホリデイ・マガジン)』の最新号が発売された。前号はスコットランドが特集され、第3号目となる最新号では舞台に日本が選ばれた。

今回『Holiday Magazine』が日本に派遣したのは、数多くの著名なブランドのキャンペーンを手掛けるフォトグラファーの Josh Ollins (ジョシュ・オリンズ)。彼は、美的感覚に富んだ贅沢な旅において、ミステリアスな日本の魅力に迫っている。また、高い評価を得ているライターの Eric Reinhardt (エリック・ラインハート) は、自身のプライベートな旅行について本誌について語っている。

カバーを飾るのは、日本が誇る伝統演劇である歌舞伎界を代表するアイコンの1人、11代目 市川海老蔵。また、ファッションフォトグラファーデュオの Inez van Lamsweerde & Vinoodh Matadin (イネス・ヴァン・ラムスウィールド&ヴィノード・ マタディン)、マルチクリエイターである Serge Lutens (セルジュ・ルタンス) も歌舞伎座についてトリビュートを捧げている。

他にも、数多くの高名なクリエイター陣がエディトリアルに参加している。ファッションフォトグラファーの Karim Sadli (カリム・サドリ) は、パリに住んでいる日本人にレンズを向けている。アメリカの日本文学者である Donald Keene (ドナルド・キーン) は、日本文学界の巨匠である三島由紀夫の最期について振り返った。ファッションモデルの Edie Campbell (エディ・キャンベル) は日本の旅での様子を披露。ファッションについての歴史家である Jéromine Savignon (ジェロミーヌ・サヴィニョン) はパリジャンから絶大な人気を誇る高田健三について語っている。

また本誌では、元内閣総理大臣で現在は陶芸家として活躍する細川護煕へインタビューやシュルレアリズムの巨匠である Baltus (バルテュス) の夫人であり自身も画家として活動する出田節子が夫妻が約40年間住んでいたスイスの文化財にもなっているグラン・シャレを紹介し、彼女の膨大な量のシルクの着物コレクションを公開するなどしている。

『Holiday Magazine』は、1946年から1977年にかけてアメリカで出版された伝説的な雑誌。独特なレイアウトやアバンギャルドなフォトグラファー、豪華なライター勢などで知られており、最盛期には100万人以上の購読者数を誇った。Atelier Franck Durand (アトリエ・フランク・ デュラン) によって2014年から復活し、名高いクリエイター陣によって制作されている本誌は、ハイセンスな写真とストーリーに強いこだわりを持っている。フランスを拠点としているが、雑誌自体は英語で出版されており、日本では東京の BOOKMARC (ブックマーク)、大阪の Standard Book Store (スタンダード・ブック・ストア) にて発売されている。

HP: www.holiday-magazine.com/index.php