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produces premium line “desigual studio”

原点回帰でブランドを再定義。デシグアルからプレミアムラインが誕生

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原点回帰でブランドを再定義。デシグアルからプレミアムラインが誕生

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バルセロナ発のファッションブランド、Desigual (デシグアル) が、ブランド初のプレミアムライン、Desigual Studio (デシグアル ストゥディオ) をローンチ。初お披露目となった FW 25は、バルセロナの歴史的建造物 Tres Xemeneies (トレス・シェメネイエス) で発表され、クラフトマンシップとコンテンポラリーデザインを融合した新たな章が幕を開けた。

Desigual Studio は、ブランドのクリエイティビティを最も純粋に体現するラインとして誕生。本コレクションのテーマは「Back to the Roots (原点回帰) 」として、上質な素材と丁寧なテーラリングで、ブランドのルーツを現代的に再構築する。コレクションには、ファッションアイコンの Lila Moss (ライラ・モス) や、 ポップカルチャーを牽引するシンガーの Becky G (ベッキー G) ら豪華セレブリティが集結。日本からは俳優の仲里依紗が来場し、「ジェンダーを問わず着られるデザインや、デシグアルらしい柄×柄の遊び心が印象的でした」と語った。

コレクションのフィナーレを飾ったのは、モデルの Aydan Nix (エイダン・ニックス)。彼女がまとった「Why?」のルックは、平和への願いを象徴する強いメッセージとして観客の心を打った。また、パレスチナにルーツを持つ彼女の姿は「War is not the answer (戦争は答えではない)」というブランドがこれまで表明してきたメッセージと共鳴し、Desigual の自由で社会的な精神を鮮やかに映し出した。

ルーツに立ち返りながら、現代的で洗練された表現へと進化させる Desigual Studio コレクションは、バルセロナの自然と文化に根ざした “海と山” という二面性を映すクロマティックな世界観のもと、Desigual の美学をアップデート。シルクやレザーなどのプレミアム素材を使ったデコンストラクションシルエットが特徴で、デニムプリントのレザージャケットや構造的なカーゴパンツなど、ボリュームと精密さが共存する。アシンメトリーのハンドダイ・シルクドレスもブランドの象徴的ガーメントを想起させ、カシミヤやモヘア、ウールのニットと組み合わせることで、ラグジュアリーで温かみのあるスタイルにも仕上がる。

さらに、Desigual を象徴するグラフィック技法「Borimania (ボリマニア)」が、プレミアムな視点で再構築された点も魅力。イラストとタイポグラフィを組み合わせたグラフィックがガーメントに独自性を与え、ブランドの創造的スピリットを象徴した。同時に、ロゴもアートとして再解釈され、刺繍や分解、拡張などを通して動きのあるキャンバスのような存在へと昇華。それは単なる装飾ではなく、ブランドの自由で実験的な精神を体現する。

その哲学はアクセサリーにも息づく。職人技で仕上げられたレザーバッグは、海や山、火山の大地を想起させるテクスチャーが目を惹く仕上がり。建築的なヒールを持つブーツや手仕上げのスニーカーは、都市のリズムと自然のエネルギーが融合するような一足。また、「Why?」などのシンボルをモチーフにしたジュエリーは、アートピースのように詩的かつ、ファッションを通じ世界が直面する課題に目を向けるプラットフォームとしての存在意義を示した。ブランドの新章を象徴する Desigual Studio の世界観を、ぜひチェックしてみて。