高畑充希、中島健人、デブラ・ゼイン、福間美由紀が登場!ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークで語る女性の活躍と制作現場のこれから
News
高畑充希、中島健人、デブラ・ゼイン、福間美由紀が登場!ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークで語る女性の活躍と制作現場のこれから
kering
"women in motion"
talk
第38回東京国際映画祭で、Kering (ケリング) 主催のプログラム「Women In Motion (ウーマン・イン・モーション)」トークが今年も開催された。映像業界における女性の活躍と課題に光を当て続けて10年、東京国際映画祭では今回で5回目の実施となる。今回は、俳優の高畑充希と俳優・アーティストの中島健人、キャスティング・ディレクターの Debra Zane (デブラ・ゼイン)、映画プロデューサーの福間美由紀の4名が登壇。キャスティングの現在地を起点に、制作現場の環境改善や国際的な作品づくりの変化について語り合った。
10年にわたり女性の活躍と課題に光を当ててきたケリング「ウーマン・イン・モーション」。2015年にカンヌ国際映画祭でスタートして以来、映画業界における女性の活躍に光を当ててきた同プログラムは、東京国際映画祭では5回目の開催となる。
今年は映画監督・是枝裕和によるオープニング・スピーチで幕を開け、続いて俳優の高畑充希と俳優・アーティストの中島健人、ハリウッドで第一線を走るキャスティング・ディレクターのデブラ・ゼイン、そして数々の国際共同製作に携わる映画プロデューサーの福間美由紀の4名が登壇。「キャスティング」をテーマの中心に据えながら、作品の根幹を形づくる“人を選ぶ”プロセスがどのように変わりつつあるのか、そしてその変化が映画づくり全体にどんな影響をもたらしているのかが語られた。
デブラ・ゼインは、多様性を求める流れが強まる中で、キャスティングがより対話的で開かれたプロセスへと変化していると説明。監督やスタジオとの調整だけでなく、候補者の背景や視点を丁寧に理解する姿勢が欠かせないという。一方で福間は、日本の制作現場に残る古い慣習や労働環境の課題に触れ、国際共同製作や新しい制作体制がその改善のヒントになると話した。俳優の視点として、現場でのコミュニケーションのあり方や、誰もが安心して表現できる環境づくりについて自身の経験を交えて意見を共有した。
登壇者の視点は異なりながらも、議論の軸にあったのは、制作に関わる多様な声をどう現場に反映させ、より良い制作環境へつなげていくかという問い。女性の活躍を語るだけでなく、産業全体の持続性や国際化を見据えた今年のトークは、このプログラムが10年にわたり育んできた議論の広がりをあらためて示すものとなった。
トークセッション後には、恒例となるケリング「ウーマン・イン・モーション」ディナーも開催。俳優の二宮和也や石橋静河をはじめ、映画監督の深田晃司や映画監督・映画プロデューサーの川村元気、写真家・映像作家の奥山由之、映画監督の奥山大史など、国内外から多彩なクリエイターが集い、プログラムの理念を共有しながら交流を深めた。












