American Society of Magazine Editors Gives Green Light To The Native Advertisement

ネイティブ広告にゴーサイン?ASME によるアメリカの雑誌編集規定が大幅改定

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ネイティブ広告にゴーサイン?ASME によるアメリカの雑誌編集規定が大幅改定

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昨今とかく耳にすることが多くなったネイティブ広告。ネイティブ広告とは、雑誌、ウェブ、そしてスマートフォンのメディアにおいて、通常のコンテンツと同様の形態で企業広告を掲載するマーケティング手法であり、このことにより読者はよりストレスを感じること無く広告を閲覧出来るというメリットがある。

米『Cosmopolitan』2014年4月号より、定期購読者に向けた特典カバーに採用された L'Oreal のネイティブ広告。

米『Cosmopolitan』2014年4月号より、定期購読者に向けた特典カバーに採用された L'Oreal のネイティブ広告。

昨今とかく耳にすることが多くなったネイティブ広告。ネイティブ広告とは、雑誌、ウェブ、そしてスマートフォンのメディアにおいて、通常のコンテンツと同様の形態で企業広告を掲載するマーケティング手法であり、このことにより読者はよりストレスを感じること無く広告を閲覧出来るというメリットがある。

通常企業の広報目的によるメディアのコンテンツは、それ以外のコンテンツとはっきりとした差異を明示することが義務付けられていたが、近年多様化するメディアとその読者に対してより効果的にアピールするため、多様なタイアップ企画が行われている。

アメリカでは、メディアのガイドラインについて American Society of Magazine Editors (通称 ASME) の規定が設けられており、これまで雑誌の表紙及び背表紙に特定の企業のタイアップコンテンツを打ち出すことは規制されていた。

昨年の4月には、アメリカの国民的ライフスタイル女性誌『Cosmopolitan (コスモポリタン)』にて、L’Oreal (ロレアル) のタイアップによる表紙が販売され問題となっているほか、最近ではアメリカ版『Marie Claire (マリ・クレール)』の2015年4月号の、定期購読者向けのスペシャルカバーとして、シューズブランドの Stuart Weitzman (スチュアート・ワイズマン) のタイアップカバーが採用され物議を醸している。

そんな中、水曜日に ASME からアメリカ国内におけるメディア向けガイドラインが改定された。最新版では表紙、並びに背表紙に広告コンテンツを掲載することを規制する文面が削除されているが、このことは暗にネイティブ広告を黙認するということになる。今回の改定について、ASME からは「規定を緩和し、視野を広げた」上での判断だと発表されている。

急速なウェブ媒体の成長により、ブランドのキャンペーン広告自体がコンテンツとして消費される時代。企業はいかに効果的にメディアの読者に自社の製品を訴求していくか鎬を削っている。そんな中発表された今回の規定は、ネイティブ広告を今後より一層普及させる要因となることは間違いない。