現代に蘇る先鋭的なカセット・サウンド。塩見允枝子によるテープ音楽作品が復刻して登場
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現代に蘇る先鋭的なカセット・サウンド。塩見允枝子によるテープ音楽作品が復刻して登場
Mieko Shiomi
Returns with a Historic Reissue of Her 1990 Tape Music Masterpiece
即興演奏集団「グループ・音楽」、また国際的な芸術運動フルクサスへの参加でも知られる作曲家・塩見允枝子。同氏により1990年に制作されたテープ音楽作品「Requiem for George Maciunas」が、レコードレーベル Art Into Life (アート・イントゥ・ライフ) より再版される。5月31日(日)のリリースにあわせ、亀有の SKAC (スカック) にて出版記念イベントを開催するほか、約1ヶ月間に渡り塩見の作品コレクションも展示する。
1938年生まれ、岡山県出身の音楽家・塩見允枝子。東京藝術大学に在学中、前衛音楽に惹かれ、作曲家・小杉武久らと即興演奏を探求する「グループ・音楽」を結成。1964年には渡米し、アーティストやデザイナー、建築家、作曲家、パフォーマーなどが集う国際的なネットワーク、フルクサスに参加したことで知られている。
そんな同氏が1990年にカセットフォーマットにてプライベート出版し、フルクサス・メンバーの協力を受け制作したテープ音楽作品「Requiem for George Maciunas」が Art Into Life の手によって現代に蘇る。音盤は LP および CD フォーマットにてリリースされ、フルクサスのメンバーが制作したイベントや彼らの活動の軌跡を音響で追体験・構成した歴史的にも貴重な作品となる。さらに CD 版には、塩見が再版にあわせ書き下ろした新たな解説文、会場で撮影された当時の写真資料やスコアを掲載した、A4 ブックサイズの全8ページブックレットも付属される。LP 版にはダウンロードコードが付いてくる。
亀有のアートスペース SKAC では、出版記念イベントが5月31日(日)に開催。フルクサス・イベントのスペシャリストである村井啓哲をゲストに迎え、多数のパフォーマンスを展開する。また、5月27日(水)からは塩見の作品と同氏が所蔵するフルクサス関連資料が展示。時を超えて蘇るフルクサスのカセット・サウンド。ぜひこの機会に、その音の深淵に浸ってほしい。











