Nicolas Ghesquière (ニコラ・ジェスキエール) による Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) 2016年クルーズコレクションがLAにて開催

燦々と降り注ぐ太陽にパームツリー。Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) 2016年クルーズコレクションを開催するにあたり、これほど絶好のロケーションが他にあろうか。

Nicolas Ghesquière (ニコラ・ジェスキエール) による今季のランウェイでは、ノマドを思わせる奔放な女性像とタフなロックンロールスピリッツ、そしてフューチャリスティックな世界観が凝縮された珠玉のルックが揃った。

今回会場として選ばれたのは、アメリカのモダニズムを象徴する建造物である、John Lautner (ジョン・ロートナー) による The Bob and Dolores Hope Estate。ファーストルックで登場したのは、柔らかな素材感が際立つエクリュのアンサンブル。ウエストにはウェスタンベルトがクロスしたディティールが取り入れられ、フェミニンな中にエッジの効いたスタイリングを完成させている。

ソフト × ハードなミックススタイリングはその後様々な趣向で登場。シアーなジャージー素材のドレスに、クロコダイルレザーのようなうろこ状にカットアウトされたパテント素材を、パッチワークで施したルックは、 Louis Vuitton のクルーズコレクションの創意性を遺憾なく発揮したクチュール級のピースだ。

セレブリティの街、LA に相応しいシャイニーなエンブロイダリーワークが光るボンバージャケットに合わせられたのは、エフォートレスなワイドトラウザーとコンフォートサンダル。2014年秋冬コレクションで登場した、ボリューム感のあるキルティングバッグを用いたビッグボストンにも注目だ

近年ファッションシーン、そしてアートシーンにおける新たなグラウンドゼロとして話題を集めるLA。開放的なパームツリーの空気感と個性的なスタイル、そして卓越したクラフツマンシップが結集したコレクションを、来場したセレブリティたちも存分に堪能したに違いない。

HP: jp.louisvuitton.com