pola museum of art
presents "collection cinema"

ポーラ美術館は「開館25周年記念プログラム コレクション・シネマ」を開催

クリスチャン・マークレー《ドア》 2022年 シングル・チャンネル・ヴィデオ、カラー/モノクロ、サウンド 無限ループ © Christian Marclay

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ポーラ美術館は「開館25周年記念プログラム コレクション・シネマ」を開催

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ポーラ美術館は、「開館25周年記念プログラム コレクション・シネマ」を開催。本展では、新たに収蔵された映像作品の中から選りすぐりの2作品を、前期・後期に分けて紹介。前期では、音と映像を自在に横断するアーティスト、Christian Marclay (クリスチャン・マークレー) による最新映像作品を、後期では、絵画表現を映像へと拡張した Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター) の作品が公開される。

2002年に神奈川県箱根町に開館したポーラ美術館は、「箱根の自然と美術の共生」をテーマに掲げ、印象派をはじめとする19〜20世紀の近代絵画をコレクションの中核に据える美術館。近年はその領域をさらに広げ、現代美術の第一線で活躍し、国際的な評価を獲得するアーティストたちの作品収集にも力を注いでいる。本展では、そうした活動の中で新たに収蔵された映像作品にフォーカスしていく。

6月17日(水)から開催される「COLLECTION CINEMA I」では、音楽と映像にまつわる表現によって革新的な活動を続ける Christian Marclay の作品が登場。2022年に制作された「Doors (ドア)」は、古今東西の膨大な映画からの引用とコラージュによって、10年以上の歳月をかけて誕生した大作。丹念に収集・分類されたドアのシーンが、別の映画に登場するドアへと滑らかにつながり、映画史を自在に横断するような映像体験を生み出す。時間と空間の境界を曖昧にしながら、無限に反復する迷宮のような世界へと誘う作品となっている。

後期プログラムとなる「COLLECTION CINEMA II」は12月4日(金)に開催され、ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠 Gerhard Richter の作品がお目見え。今回登場する作品「Moving picture (946-3) Kyoto version」は、彼が過去に制作した絵画をもとに、映画監督 Corinna Belz (コリンナ・ベルツ)、作曲家 Rebecca Saunders (レベッカ・サンダース)、トランペット奏者 Marco Blaauw (マルコ・ブローウ) との協働により制作した映像インスタレーション。13基のスピーカーが奏でるサウンドと、生成と変容を繰り返す鮮烈なイメージが織りなす没入体験は、2010年代から展開されてきた「ストリップ」シリーズの新たな展開だ。近年の Gerhard Richter の創作を象徴する作品のひとつとなっている。

芸術表現の可能性を切り拓いてきた二人の巨匠による作品を通して、ポーラ美術館の新たなコレクションの魅力を体感してみてはいかがだろうか。