展覧会の記録がひとつの作品に。竹久直樹が初の写真集『撮影:竹久直樹』を刊行
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展覧会の記録がひとつの作品に。竹久直樹が初の写真集『撮影:竹久直樹』を刊行
Naoki Takehisa
Releases His First Photobook and Holds an Exhibition
写真家の竹久直樹が、初の写真集『撮影:竹久直樹』を刊行。恵比寿のブックショップ POST (ポスト) では、刊行を記念した展覧会も開催されている。
竹久は、美術館やギャラリーだけでなく、屋外や廃墟、オルタナティブスペースなど、その時々の社会や文化を反映した多様な場所で開かれてきた展覧会を数多く撮影してきた。竹久は撮影のみならず、作品の設営にも立ち会いながら、展覧会に携わる人々や作品、それらを取り巻く環境までもを記録してきた。
『撮影:竹久直樹』 ¥4,730
写真集『撮影:竹久直樹』は、竹久が現在も取り組み続ける「展覧会の記録撮影」をまとめた一冊。他者によるさまざまな作品を撮り続けてきた膨大な記録が、ひとつに束ねられることで、竹久自身の作品として立ち現れる。
写真集のタイトルにもなった「撮影」は、幕末期、蘭学における「物体に対して光学的に像を定着させる技術工程」を翻訳するなかで生まれた言葉。海外から輸入した技術を使うことから始まった日本の写真史において、独自の概念として発展してきた。竹久はこの「撮影」を、「まとまりようのないものたちが在り、それをそのまま見せる・残すことができてしまう技術」と捉え直した。異なる場所や時間、他者の作品を写した記録を集積することで、ひとつの作品へと結びつけている。
展覧会を撮り続けてきた竹久の実践を通して、現代における記録と主体のあり方を改めて問い直してみては。











