“神の眼” を持つ写真家 Sebastião Salgado (セバスチャン・サルガド) の軌跡をWim Wenders (ヴィム・ヴェンダース) が解き明かす ドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』が8月公開
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“神の眼” を持つ写真家 Sebastião Salgado (セバスチャン・サルガド) の軌跡をWim Wenders (ヴィム・ヴェンダース) が解き明かす ドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』が8月公開
Wim Wenders On Sebastião Salgado In His Latest Film ‘The Salt of the Earth’
世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られる稀代のアーティスト Sebastião Salgado (セバスチャン・サルガド)。ブラジルに生まれ、“神の眼”とも呼ばれる奇跡的な構図による作品の数々で世界を魅了してきた彼のドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』が8月1日(土)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショーを迎える。
世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られる稀代のアーティスト Sebastião Salgado (セバスチャン・サルガド)。ブラジルに生まれ、“神の眼”とも呼ばれる奇跡的な構図による作品の数々で世界を魅了してきた彼のドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』が8月1日(土)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショーを迎える。
監督は、Wim Wenders (ヴィム・ヴェンダース) 。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』、また山本耀司の仕事を追った『都市とモードのビデオノート』など、数々の傑作ドキュメンタリーを世に送り出し、また写真家としても活動する名匠ヴェンダースは、ある1枚の写真 ー そこには住む場所を追われ、難民となったトゥアレグ族の “盲目の女性” が写されていたー をきっかけにサルガドの存在を知り、強く惹かれていったのだという。戦争、難民、虐殺など、人間の弱さと闇に向き合い続けたサルガドの驚くべき生き様と、その命をかけた壮絶な創作の秘密はどこにあるのか?
本作『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』では、サルガドの長男で映画作家の Juliano Ribeiro Salgado (ジュリアーノ・リベイロ・サルガド) の協力を得て、サルガドの波乱に満ちた足跡を解き明かしていく。と同時に、サルガドの最新プロジェクト「GENESIS(ジェネシス)」の全貌を追っている点も見逃せない。
「GENESIS」は、これまで死、破壊、腐敗といった人間の根源的なテーマを扱ってきたサルガドが、その作風をがらりと変えて取り組んだ野心的プロジェクトだ。2004年にスタートした同プロジェクトでは、ダーウィンの足取りを辿ることをコンセプトに掲げ、今も地球上に残る未開の場所 ―ガラパゴス、アラスカ、サハラ砂漠、ブラジル熱帯雨林など、生と死が極限に交わる、ありのままの地球の姿がカメラに収められている。
『「GENESIS」は、私から地球への “ラブレター”なのです』とサルガドはいう。そこには彼が幾多の苦しみの果てに見出した、希望への祈りが込められている。
<映画情報>
『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』(原題: The Salt of The Earth)
監督: Wim Wenders, Juliano Ribeiro Salgado (ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド)
プロデューサー: David Rosier (デヴィッド・ロジエール)
エグゼクティブプロデューサー: Wim Wenders
撮影: Hugo Barbier (ヒューゴ・バルビエ)、Juliano Ribeiro Salgado
音楽: Laurent Petitgand (ローレント・ピティガント)
(2014年 / フランス・ブラジル・イタリア / 110分 / DCP / カラー)
配給: RESPECT(レスペ)×トランスフォーマー
宣伝: Lem
8月1日(土) Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショー