Fondation Louis Vuitton (フォンダシオン ルイ・ヴィトン) が、パリを飛び出して世界を駆け巡る

The Fondation Louis Vuitton | © Iwan Baan, 2014

Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) によるパリのアート施設、Fondation Louis Vuitton (フォンダシオン ルイ・ヴィトン) から新たなプロジェクト『Beyond-the-Walls (壁を越えて)』が発足する。オープニング当初より予定されていた、パリを飛び出した世界規模のアートプロジェクトである『Beyond-the-Walls (壁を越えて)』では、第1弾として6月19日から8月16日まで北京の「チャイナワールド」内の特設会場にてリピートエキシビションを開催。同エキシビションでは、昨年10月のオープン時に行われた、建築プロジェクトをテーマとする展示が披露される。

エキシビションの要となるのは、Fondation Louis Vuitton の設計を手がけた世界的アーキテクトの Frank Gehry (フランク･ゲーリー)。1989年には建築界のオスカーとも呼ばれる栄誉あるプリツカー賞にも選ばれている同氏は、今回のプロジェクトで制作した初期のスケッチから建物の完成に至るまで、彼自身が「フランスの深い文化的使命感を象徴する壮大な帆船」と称する Fondation Louis Vuitton のコンセプト形成の全プロセスを振り返っている。

「Inscription in the Site(敷地への登録)」「Programme(プログラム)」「Conception of the Project(プロジェクトの始まり)」「Interior Spaces (内部空間)」「Iceberg(氷山)」「Glass Sail(ガラスの帆)」という6つのプロセスに分けられた展示では、当初の設計図に加えプロジェクトの過程で製作されたすべての模型、そして音響や映像資料とともに展示される。

なお、『Beyond-the-Walls (壁を越えて)』では今後世界各地でアートエキシビションを開催予定となっており、今年の10月には北京で開催されたエキシビションが表参道の「エスパス ルイ・ヴィトン東京」に場所を移して展示される。

HP: www.fondationlouisvuitton.fr