エレガンスとアナーキズム、Maison Margiela (メゾン・マルジェラ) 2016年春夏メンズウェアコレクションが描く2つの男性像
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エレガンスとアナーキズム、Maison Margiela (メゾン・マルジェラ) 2016年春夏メンズウェアコレクションが描く2つの男性像
Maison Margiela 2016 Spring Summer Collection Manipulating The Elegance And Anarchism
エレガンスとアナーキズム、相反する男性像が交錯する中、フィナーレには再びフォーマルなロングコートが登場。華美な装飾を控え、アイテムそのもののシルエットやディティールに視点を置いたコレクションは、ロマンティックかつノンシャラン、そして肩の力の抜けた色気を体現している。
Maison Margiela (メゾン・マルジェラ) による2016年春夏メンズウェアコレクションが26日、パリ18区Ground Control にて発表された。
John Galliano (ジョン・ガリアーノ) がクリエイティブ・ディレクターに就任後、初のメンズショーとなった今季のコレクションは、彼の率いる「デザインチーム」によって手掛けられている。
ショーの幕を切ったのは、スモーキングジャケットを引き延ばしてマキシロングコートに変容させたクラシカルなスーツスタイル。スモーキングのショールカラーが一掃エレガントな面持ちを湛えている。
ショー全般を通して、ミニマルなテーラリングルックが目を引く中、ユニークな解釈で登場するスタッズやレザーが、コレクション全体に建築的でアーティーなシルエットを生み出している。
そんな中、無骨な男性像が顕となったのが、ハンドペイントやコラージュをほどこしたラバー素材のトップに、切りっぱなしの布やアウターを腰に巻きつけたルック。
エレガンスとアナーキズム、相反する男性像が交錯する中、フィナーレには再びフォーマルなロングコートが登場。華美な装飾を控え、アイテムそのもののシルエットやディティールに視点を置いたコレクションは、ロマンティックかつノンシャラン、そして肩の力の抜けた色気を体現している。