The Price Of Fame: The Story Of The Theft Of Charlie Chaplin's Corpse

チャップリンの遺体を誘拐! 実話から生まれたコメディ映画 『チャップリンからの贈りもの』が全国公開

© Xavier Beauvois

The Price Of Fame: The Story Of The Theft Of Charlie Chaplin's Corpse
The Price Of Fame: The Story Of The Theft Of Charlie Chaplin's Corpse
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チャップリンの遺体を誘拐! 実話から生まれたコメディ映画 『チャップリンからの贈りもの』が全国公開

The Price Of Fame: The Story Of The Theft Of Charlie Chaplin's Corpse

意外と知られていないが、喜劇王チャップリンは死後2ヵ月後の1978年3月、スイス・レマン湖畔のお墓から柩ごと誘拐されたことがあるらしい。事件は迷宮入りかと思われたが、犯人はすぐに判明。貧しい移民の2人組が人生を立て直すべく、天国の喜劇王に身代金約1億円の救いを求めたのだが、ずさんな犯行計画によりあっけなく身元がバレたのだった。このちょっと間抜けな実話をもとに、コミカルなユーモアとほろ苦い人間味を加えてヒューマンドラマに仕立てた『チャップリンからの贈りもの』(原題:The Price Of Fame =有名税)。第71回ヴェネチア国際映画祭で熱い視線を集めた同作が、7月18日 (土) よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開を迎える。

意外と知られていないが、喜劇王チャップリンは死後2ヵ月後の1978年3月、スイス・レマン湖畔のお墓から柩ごと誘拐されたことがあるらしい。事件は迷宮入りかと思われたが、犯人はすぐに判明。貧しい移民の2人組が人生を立て直すべく、天国の喜劇王に身代金約1億円の救いを求めたのだが、ずさんな犯行計画によりあっけなく身元がバレたのだった。このちょっと間抜けな実話をもとに、コミカルなユーモアとほろ苦い人間味を加えてヒューマンドラマに仕立てた『チャップリンからの贈りもの』(原題:The Price Of Fame =有名税)。第71回ヴェネチア国際映画祭で熱い視線を集めた同作が、7月18日 (土) よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開を迎える。

© Xavier Beauvois

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『モダン・タイムス』の掘建て小屋のような家に住み、『給料日』のチャップリンのように高い所で作業をする主人公オスマン。お調子者の友人エディとの口論はサイレントで描かれ、『ライムライト』のチャップリンとキートンをまさに彷彿とさせるシーンもある。さらに『街の灯』『黄金狂時代』『チャップリンの霊泉』『ロシュフォールの恋人たち』……と名作映画へのオマージュが本作では次々に登場する。映画化にあたってはチャップリン遺族も全面協力しており、ロケ地にはチャップリンが埋葬された墓地が提供され、さらに亡くなるまで住んだ邸宅には当時のままの調度品を揃え、実の孫娘ドロレス・チャップリンが娘役を演じるという夢のようなシーンも実現。息子のユージーン・チャップリンもサーカスの支配人役として出演している。

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失敗続きの2人を演じるのは、フランス映画界でコメディの天才と称されるBenoît Poelvoorde (ブノワ・ポールヴールド) とRoschdy Zem (ロシュディ・ゼム) だ。笑いあり、涙ありの見せ場をたっぷり散りばめつつ、やがて観る者の胸を静かに打つ。その味わい深い演技力が、映画にさらなる奥行きを与えている。

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つねに弱者の味方だったチャップリンへのオマージュであると同時に、フランス映画の魅力が詰まった本作。監督は、2010年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『神々の男たち』のXavier Beauvois (グザヴィエ・ボーヴォワ) 。音楽は『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』などで知られる巨匠 Michel Legrand (ミシェル・ルグラン) が担当し、洒落た会話と温かな人間愛が詰まったストーリーにきらめくような音の彩りを添えている。

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[あらすじ] 1977年12月25日。世界の喜劇王チャーリー・チャップリン死去。 スイス・レマン湖畔。お調子者のエディの親友オスマンは、娘がまだ小さく妻は入院中。医療費が払えなくなるほど貧しい生活を送っていた。そんな時テレビから“喜劇王チャップリン死去”という衝撃のニュースが。エディは埋葬されたチャップリンの柩を盗み身代金で生活を立て直そうと、弱気のオスマンを巻き込んで決死の犯行へ。ところが、詰めの甘い計画は次々にボロを出すばかりか、ツキのなさにも見舞われて崩壊寸前。あきらめかけた時、追詰められたオスマンが最後の賭けに出た。人生どん底の2人に救いの手は差し伸べられるのか――。

<映画情報>
『チャップリンからの贈りもの』
監督: Xavier Beauvois (グザヴィエ・ボーヴォワ)
音楽: Michel Legrand (ミシェル・ルグラン)
出演: ブノワ・ポールヴールド、ロシュディ・ゼム、キアラ・マストロヤンニ
(2014/フランス/シネスコ/115分/カラー/5.1chデジタル/字幕翻訳: 齋藤敦子)
後援: 在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
配給: ギャガ
HP: chaplin.gaga.ne.jp

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