The Bigger The Better, Raf Simons Presents Dior 2015-16 Haute Couture Collection

大胆なフォルム使いで魅せる官能的な悦楽の園、Dior (ディオール) 2015-16年秋冬コレクション

© Pierre Debusschere

The Bigger The Better, Raf Simons Presents Dior 2015-16 Haute Couture Collection
The Bigger The Better, Raf Simons Presents Dior 2015-16 Haute Couture Collection
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大胆なフォルム使いで魅せる官能的な悦楽の園、Dior (ディオール) 2015-16年秋冬コレクション

The Bigger The Better, Raf Simons Presents Dior 2015-16 Haute Couture Collection

今回のコレクションのテーマは「悦楽の園」。会場となったロダン美術館は、サイケデリックなフラワーパターンを表現したステンドガラスにより、さながら近未来の庭園のような演出が施された。インスピレーションについて、Raf Simons は「禁断の果実のテーマ、さらに現代における禁断の果実とは何かということをずっと考えていました。」解説する。

© Pierre Debusschere

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Raf Simons (ラフ・シモンズ) による Dior (ディオール) 2015-16年秋冬オートクチュールコレクションが発表された。

今回のコレクションのテーマは「悦楽の園」。会場となったロダン美術館は、サイケデリックなフラワーパターンを表現したステンドガラスにより、さながら近未来の庭園のような演出が施された。インスピレーションについて、Raf Simons は「禁断の果実のテーマ、さらに現代における禁断の果実とは何かということをずっと考えていました。」解説する。

© Dior

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冒頭で登場したのは、誇張されたトラペーズラインのコート。これまで同氏による Dior では、リーンなシルエットや、ニュールックを再解釈したフレアシルエットが多く発表されてきたが、今回のコレクションではより前衛的なフォルムに挑戦していることが伺える。また左右で異なるディテールが取り入れられたスリーブは、より前進した脱構築的な方向性を示唆している。

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続いて登場したのは、細やかなプリーツや、絢爛なドレープが動く度に風を孕むフレアドレス。ここでもまた、フランドル派の絵画のような耽美的なフローラルモチーフを全面な取り入れることで、よりロマンティックな印象へとシフトしている。

オーバーサイズのシルエット使い、そしてロマンティックなディテールは次第に大胆さを帯び、終盤には大きなブランケットをそのままコートに仕立てたようなダイナミックなルックが登場。そしてフィナーレでは再び可憐なホワイトドレスで幕を閉じている。

「官能性やラグジュアリーのテーマが暗示されたコレクションを目指していました」と語る Raf Simons。メゾンのヘリテージを継承しながらも、オリジナリティをより克明に見据えたコレクションは、これまでになく大胆で、そして現代的だ。

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コレクションの全ルックはオフィシャルサイトにて公開。

HP: www.dior.com